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  2. 私には残された時間が少ない。
    悠輔の心に近く時間さえ私には惜しい。
    最低だって解ってる、お金で人の気持ちをどうにかしようなんて。
    そんな最低な方法で手に入れた、悠輔くんの声、私に向けられる視線、表情、全てが作り物の筈なのに自分の物になった様で嬉しくて仕方がない。

    一カ月で、この恋は終わってしまうのに。

    私が、この世界からいなくなったら悠輔くん少しは悲しむだろうか。自分がいなくなった世界と彼の気持ちを想像する、自分はどうしようもなく最低な女だ。

    本当の彼の気持ちではなくではなく、お金で作られたニセモノのキモチなのに。

    この一カ月は、今まで生きてきた日々よりも嬉しく楽しく輝いて見える。


    あと、もう少しだけ私がいなくなるその時まででいいから……
    悠輔くんの心を私だけのものにさせてください。

    そう願ってしまった時、私は思った。
    この宣告された余命はこの願いに対する代償なのだろうと。

    きゅん

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