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  1. 60件ヒットしました

  2. 『はぁ…部活、疲れたー』
    『先生、人使い荒過ぎですよねー』
    『ホント、そうだよねー』
    私は、後輩の昴(すばる)くんと下駄箱に向かっていた
    美術部は、卒業式・入学式の装飾、新一年生への部活動紹介用の物、部活動見学用の物を作らないといけない
    卒業式と入学式が終わったものの、この時期はまだ、忙しい
    すると、聞き覚えの有る声がした
    『おい。帰るぞ』
    『あ、結城!』
    結城(ゆうき)は、幼稚園からの幼馴染みで、そこそこ仲が良い
    言われるがまま、昴くんとは別れて、結城と帰ろうとした
    すると…
    『先輩と先に約束したのは俺ですよ?
    結城先輩ー?』
    何故か闇を感じる言い方でそう言った
    『え、ちょっと、私達、一緒に此処に来ただけじゃ…』
    『先輩は黙ってて下さい』
    『無理にこいつを引っ張るな。
    今、こいつからついてきただろ?』
    『二人とも止めて!』
    『じゃー聞くけどよ』
    『俺か』『僕か』
    『『どっちなんだよ?』』

    きゅん

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  3. 私は美術部で、彼と出会い、友達に成った
    そんな彼の、私からしたら、朗報の真逆の可愛いと有名な後輩の女の子に告白されたという噂を耳にした
    そこで、やっと、嫉妬している自分と恋心に私は気づいた
    私は…強行手段にでることにした

    『ごめん、用事有るから来て』
    『ん?何だよ?』
    『良いから』
    そう言って、美術部の活動場所の美術室から少しだけ離れた位置に有る、美術準備室という名前の倉庫へと向かった
    『何か運ぶのか?』
    『違うの』
    後ろ手にドアを閉めつつ私は言った
    『その…えと…私…』
    『ん?』
    『あんたが好きみたい』
    『えっ!?』
    『後輩に告白されたんでしょ?…』
    分かってた…この恋は叶わないと
    でも、後悔したくないし、気持ちを伝えたかった
    『は?あいつなんか興味ねーし』
    『で!でも!』
    『これ見ろ』
    彼は大きな布を取った…
    そこには、私を描いた彼の絵が沢山有った
    『お前しか…見えてねぇーって事だ』

    きゅん

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  4. 『新しい家、少しは慣れたか?』
    『…』
    彼女は最近婚約者となった彼氏との二人っきりの新居に慣れる訳がないと言わんばかりに照れた
    『慣れてないか…』
    彼女は顔に出過ぎる
    まぁ、俺の前だけだけどな
    此処は家政婦兼メイドのような彼女を俺の彼女にして、少ししてから新居に住もうと決めて、数週間前に住み始めた新居だ
    『掃除する』
    彼女はたどたどしくそう言って俺の本棚の方に向かう
    『大丈夫だから今日は休め
    最近ずっと荷解きしてて、疲れただろ?』
    『うん』
    そう言って彼女はソファーへと向かって座る
    『コーヒー飲んで良いからな?』
    俺はソファーの前の机の上のコーヒーを指差して言った
    『あり…がとう』
    彼女は急に泣きながらコーヒーを飲み始めた
    『おいおい…どうしたんだよ?』
    『何か珍しくど直球に優しいから…』
    こんなに失礼な事を言われても可愛いとしか思えない
    『お疲れ様』
    そう言って俺は、彼女の頭を軽く叩いた

    きゅん

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  5. 『あ…』
    誰にも聞こえないような小さな声で、俺が反応した相手は隣の席の片想いの相手だった。
    目が少し鋭く素直じゃなくて、少し口調が男子っぽく、性格を勘違いされる事が多いが、本当は優しくて照れ屋だ。
    そんな彼女とは小学生の頃に出会ったのだが、彼女がその年に転校してからこの気持ちに気付いたのだ。
    だから、転校が隣の学校で良かったと思う。
    おかげで中学で再会できた。
    だからこそ、そんな大事な彼女を見れる時間が下駄箱での偶然の遭遇でも異常に嬉しいのだ。

    『ガタッ…』
    一人で彼女は隣の席に座る。
    俺は思わず見とれてしまう。
    彼女は気付かずに本を読んでいた。

    何故か隣から視線を感じる…
    いや、片想いの相手にそんなに見つめられちゃ困るんだけどなぁ…
    キミが好きだよって言えたらな…
    て、わっ!声は出てなかったけど口が動いてた!?

    まさか…俺の事か…?

    二人の顔が真っ赤だったのを知るのは少し先の話…

    きゅん

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  6. 『なぁ…アイツ誰?』
    『誰の事?』
    『お前がさっきまでしていた電話の相手は誰だ?』
    『何で教えなきゃなの?』
    『嫉妬以外に何が有るんだよ』彼はそう耳元で囁きながら後ろから抱き締めてきた
    『…』
    『顔赤くして黙られても止めねぇから。
    何で、そんな風にとぼけたり黙ったりするんだよ?』
    『うぅ…それは…その…抱き締めて…ほしい…から…』
    『は?』
    『ゴメン…』
    『は?何謝ってるんだよ?』
    『え…』
    『そんなの嬉しい以外の何者でもないだろ?あ、でも…そんなに反省してんなら、分かる…よな?』
    『へ?』
    『お仕置きだ。じゃあ、問題を出してやる』
    『問題…?』
    『俺がお前に今されて喜ぶ事は?』
    『喜ぶ事っ!?』
    (全く想像つかない…)
    『はい。時間切れ』
    『えぇ!?』
    『答えはキス意外無いって体に教え込んでやるよ』
    『えっ!?』
    『躾てやるんだよ。俺のメイドを…な?』
    私のご主人様兼彼氏は私を押し倒した

    きゅん

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  7. 二人は帰りながら話をしていた

    『は?お前の好きな漫画のカフェに行きたい?』
    『うん!期間限定なの!』
    『は?何で俺が…』
    『君と行きたいのっ!!』
    彼女は笑顔で俺にそう言う
    (んな事言うと期待するぞコラ)

    『ホント、今年も君と同じクラスで良かったー!』
    私は心の底からそう思いながら言った。
    『なぁ…お前さ…その…』
    彼は顔が見えない程、下を向いてか細い声でそう言った
    『ん?』
    『んな事言うけど…俺だって男だし期待するからな?』
    『へ?』
    『だから、好きだっつってんだろ!』
    彼は顔を真っ赤にして訴えてきた。
    『え…えぇーっ!?』
    私は驚いた
    そんな筈無いのに!?と
    『なっ!?何で!?
    私、男子っぽいじゃん!
    好みとか…今度行くカフェの漫画だって!!
    何で!?』
    『そんな事はどうでも良いんだよ!
    お前しか見えねぇんだよ!』
    『えっ!?』
    私はポカンとしてしまった
    『お前、俺の彼女になれよ』

    きゅん

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  8. 『取れねぇ…』何でこんなに高いとこに有るんだよ…
    『っ!?…』後ろから手が伸びてきた。
    『これでしょ?』本を渡してきたのは、同じ位の身長の、片想いの相手だった
    『あぁ…』話せたのは嬉しいが、俺は何故か、彼女に負けた気分になった
    『ねぇ、どうかした?て、うわっ!?』俺は、ぼーっとしていたら、いつの間にか近付いていた彼女に驚いて、彼女を本棚に押し付けるような状態に成ってしまった
    『わ、悪い…』俺は退こうとした
    すると…
    『う…うん…だ…大丈夫』彼女は顔を赤くしながら言った
    『あーもー…』『どうかしたの?』
    『いや…だから…その…そーゆー反応は期待しちゃうんだけど…』
    『期待…まさか!』
    『ゴメン…その…お前が好きだ』
    『えぇっ!?』
    『なぁ…お前は?』
    『その…えと…その…』
    『好き…だよ?』彼女は更に照れる
    『そっ…そうかよ…』可愛いかよ



    それは、俺達の想いがやっと、繋がった瞬間だった

    きゅん

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  9. 『お前、好きな人居るらしいな』
    『…』
    彼女は頬を赤らめ頷いた。
    あぁ、彼女から聞きたかったのにな…
    何て、俺はくだらない事でイラつき始めるのを何とか隠そうとする。
    今は皆、部活中で、夕日の見えるこの教室には誰も居ない。
    なぁ…誰だよ?
    聞きたいのに、喉の奥で声が止まる。
    言ったらこの気持ちに気付かれて、友達で居られなくなるかも…
    フラれたら…
    嫌な予想がよぎって、自分の声を遮る。
    『君は?…』
    おどおどした様子で彼女は聞き返してくる。
    言いたい。怖い。
    2つの気持ちが交差する。
    俺は、逃げた。
    『居ない』
    彼女は好きなんかじゃなくて、大好きな人で…
    とか、逃げてしまった。
    『そっか…
    じゃあ、出来ると良いね』
    『は?』
    俺に好きな人出来ても良いのかよ。
    『だって楽しいから』
    一人、彼女が部活へ向かった後に教室で呟いた。
    『こんな筈じゃないのにな…』
    それを聞かれていたと知るのは…?

    きゅん

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  10. 『お前なんか消えちゃえ!!』
    『っ!…』
    新学期に成って直ぐ、友達に裏切られた
    私は、ただ逃げた
    弱虫な私は、泣きながらひたすら逃げて、逃げた先の明かりのついていないドアを開けた
    単純に一人になりたかったのだ
    一人で泣いていたかったのだ
    しかし、神様は残酷なもので、部屋には人がいた
    『せ…生徒会長…』
    『あ、お前…』
    生徒会長とは一応顔見知りだった
    『すみません、出ていきます!
    失礼しました!』
    私は知ってる人にこんな弱い所を見られたし、迷惑をかけてしまったと思い、逃げ出そうとした
    すると…
    『待て、俺だけが出る
    20分経ったら戻る
    お前は一人で留守番をしろ
    命令だ』
    あぁ、会ったのが生徒会長で良かった…
    私は一人で泣き崩れた

    『おい入るぞ…て、寝てるし…』
    泣き疲れたのか、彼女は壁に寄りかかって座って寝ていた
    『大変だったんだな…』
    生徒会長はそう言ってから頭を撫でたのは誰も知らない…

    きゅん

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  11. 見た目で勘違いされがちなキミ
    キミの本性、魅力、全部見つけたのは私がハジメテだよね?
    いつしか離れてしまった。
    あの手あの声あの体温全て覚えていると言うのに
    初恋って
    叶わないって
    誰が決めたの?
    学校が、離れてもずっと隣が良いの!!

    あの日、豪雨の中で、野良猫に触れた手が偶然重なって私の持ってた折り畳み傘でキミは帰ったね

    出会いは戻り
    別れてしまうの?
    学校違くても…会いたいのは私だけなの?

    又、あの日のような雨が降った今日、
    会えないかな?
    あの日の空き地へ私はあの日の猫にそっくりな猫を追いかけて走って向かうよ

    遠くにあの日のキミが見えた気がした
    『気のせいじゃない…』
    『久しぶり』
    『会いたかったよ』
    『俺も…会いたかった』
    あの日あの時、あの瞬間から
    恋に堕ちてたのは私だけじゃなかったんだね?

    『『キミが好きだよ』』








    二人の涙と雨は、恋の熱に溶けて消えた。

    きゅん

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  12. 『あ、先輩!久しぶりです!』
    『え、もしかして、須田君?
    久しぶり!一年ぶりだねー!』
    須田君は中学の頃の一年下の後輩。
    『先輩!もしかして、又、陸上部のマネージャーやってるんですか?』
    『まーね!あ、須田君は、部活動見学?』
    『今日からですからね!陸上部入る気満々で来ました!』
    『おー!じゃ、又、宜しくね!』
    私は高校二年生。
    陸上部の女マネを中学からしている。
    そして、彼は片想いの相手の須田君。
    笑顔が無邪気でホント、癒されるんだよねー!
    『須田君来るなら、もっとはりきらなくちゃね!』
    私は何の気なしにそう言った。
    すると、彼は校庭の中心の方へと向かう去り際にこう言った。
    『そーゆー事言うと、期待しちゃいますよ?』
    須田君、こっちこそ、期待してしまいそうだよ

    きゅん

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  13. 私はクラスにまだ慣れず、逃げて廊下を歩いていた
    すると、気付いたら三年生の廊下まで来ていた
    一年生の廊下の隣は三年生の廊下だから、ボーッと歩いていたら着いたのだろう
    戻ろうとくるりと向きを変えて歩き出すと、声をかけられた
    『ねぇ?君、俺の事覚えてる?』
    『え…』
    私は立ち尽くした
    それは、憧れだった部活の先輩だった
    『せっ!先輩!?七瀬先輩じゃないですか!!久しぶりです!』
    会うのは中学校の卒業式以来だ
    『お、覚えてくれてたんだ!』
    『当たり前ですよ!』
    好きな人を忘れるわけないじゃないですか
    『いやー!相変わらずお前は元気だなー!』
    『先輩こそ、相変わらずですね!』
    相変わらず格好良いですね!…なんて言えない
    『な、どうしてこの学校にしたんだ?』
    『え…』
    『俺を追いかけて…て、んなわけないか!』
    片想いの筈の恋が動く音がした
    『…』
    私が無言で頷くと、先輩は顔を林檎のように真っ赤にした

    きゅん

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  14. 今日は、クラス発表の日。
    私はクラス発表の場所…
    そう、下駄箱前の廊下に来ている。
    『あ、四組か…』
    私はボソッと呟いた。
    すると、隣に誰かが並んだ。
    『又、お前と同じかよ』
    それは、私の片想いの相手だった。
    『悪かったわね』
    私は素直じゃなくて、こんな悪口みたいな事しか言えない。
    『悪いとは言ってないからな』
    『は?』
    私は意味が分からず、そう、聞くと…
    『だから…その…あれだ…』
    彼は少しだけ頬を赤く染めて目線を私から反らした。
    『は?意味不明過ぎ』
    私は又冷たく言ってしまう。
    彼は去り際に私の耳元に私だけに聞こえるようにこう言った。

    『嫌じゃないっつってんだよ…』


    私の耳が熱く成ったのを感じたのは、キミの息のせい。




    キミの甘い言葉のせい。

    きゅん

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  15. キミの居ない学校
    キミの居ないクラス…
    隣のクラスだった筈のキミは隣の学校
    隣のキミはずっと隣のまま…
    でも、どんどん遠くなってくよ…
    寂しい寂しい寂しい…辛いよ
    私、泣くのを止めるの、得意だよ
    でも、心の底までは止められない
    教室は前のキミのクラスで…

    心の底で、寂しさが弾ける音がした

    ドアの奥の廊下にキミを探す
    こんな所に…
    こんな時間に…
    居る筈も無いのにね

    心の安らぐ場所はキミと部活
    今日はそんな部活さえも無い…
    一人寂しく私は帰る
    他の部活は有るからこそ、一人で

    何故か遠くにキミの影が見えた気がした
    そんなわけないのに…
    幻覚見る位好きなのに…何でさ…
    私は幻覚の見える校門に近づいて行く…
    どれ程近づいても、幻覚は消えなくて
    『迎えに来た』
    その声に私は固まって
    涙をひたすら流して無言で立ち尽くした
    『好きだ』
    そう言って彼は私を抱き締めた
    その体温が本物だと教えてくれた

    きゅん

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  16. 今は大規模な学校行事の一つの修学旅行の自主研修の計画の授業をしている
    班長でもないし仕事は少ない
    一言で言うと楽だ
    『そろそろあれ、使わね?
    分かんねぇとこ調べたいしさ』
    『おう、そうだな』
    同じ班の奴に言われて黒板付近に居た先生の所へと向かう
    あれとはタブレットの事で、先生から借りれる物だった
    すると、懐かしい声が俺の頭に響いた

    『じゃー!調べよっか!』

    え…今の声は…

    『班長なのに、しっかりしてなくてヤバいな私』

    幼稚園の頃と変わらないそのおどけた可愛い声は…

    『ヤバっ誤字った』

    ふと俺は隣で俺らのとは別のタブレットを弄る彼女を見た

    『ふふっ』

    その笑顔は本物で、

    幼稚園の頃のあの日と同じで

    でも、それは俺には向けられてなくて…

    忘れられたのかな?

    にしたって笑顔過ぎやしないか?

    俺だけにあの時は笑ってただろ?

    今は俺だけじゃないのかよ…

    マジでムカつく…

    きゅん

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  17. 高校二年生の俺の名前は秋(あき)で、彼女が居る
    とても可愛くてぬいぐるみのような彼女…
    それは、夢のようだった
    そして、今、彼女の部屋に来ている
    大問題だ
    色んな所から彼女の甘い香りがする
    ヤバい…
    これはかなりヤバイ…
    抑えが効かなく成りそう…
    (いつもあがり症だし、人見知りだし、オドオドしてるけど、俺だって男なんだよ!?
    この子は危機感が無さ過ぎるよ!
    …天然で無自覚で可愛いのが、こんなに困るとは…)
    『ねぇ、ぎゅーってして良い?』
    あ、ヤベ…心臓撃たれたなこれ
    『う…うん』
    彼女は俺の返事を聞くと、俺の背中に腕を回してきた
    俺は、堪えきれず、震える自分の手を彼女の背中に回した
    そして…
    『チュッ…』
    キスをしてしまった
    『んっ!?…
    秋くん、どーしたの?て、…んっ』
    『チュッ…』
    『ゴメン…抑え効かないかも…
    もう少し…キス…させて?』
    『うん…』
    俺達は顔が真っ赤に成る程キスをした

    きゅん

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  18. 『休みの日に遊べないか?』
    と、好きな人に誘われれば無条件でついていくのが私だ

    『お邪魔します…』
    いつもクールな彼は、いつもと違って落ち着かない様子だった

    私は自室へ案内した
    『どうぞ』『し、失礼します…っ…』
    彼は部屋を見るなり直ぐに下を向いてしまった
    『どうかしたの…?』『いや…その…』
    彼の顔は真っ赤だった
    『え、大丈夫?風邪?』
    と、私は額に手を当てようとする
    『やっ、大丈夫…て、うわっ!?』
    彼は何故かつまずいて勢いよく二人とも倒れてしまった
    『っ!?…わっ!?ごっ!ゴメン!!』
    私は彼を壁に押し付けるるような状況が恥ずかし過ぎて逃げるように立とうとしたが
    『わっ!?』
    彼に抱き締められてしまった
    『ゴメン…こんなの耐えれない…俺、お前が好きだ』
    『えっ!?』
    私が赤面するのも当たり前
    『チュッ…』
    彼からされたハジメテのキスはとても甘くて私はとろけそうと思ったのだった…

    きゅん

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  19. 『はー!お腹すいた!いただきまっす!』
    私は屋上で弁当を食べ始める
    隣には…私の好きな人が居た
    彼はフェンスに寄りかかってジュースを飲んでいた
    すると、彼がこんな事を言った
    『俺、放課後に告白しようと思ってるんだよな』
    『ふーん頑張ってね』
    私は素直じゃなく、待ってとか言えない
    この人、フラれて下さい!
    なんて、神様に頼む位に好きなクセに
    『は、お前はそれで良いわけ?』
    『え、応援しちゃダメ?』
    応援するのも、ダメなのかと落ち込みかけてきた
    すると、
    『お前だから応援されたくないんだよ
    そこは、止めろよ』
    『え…』
    私は固まった
    (え、まさか…でも、そんなわけ…)
    『お前が好きなんだよ
    はぁ…本当は告白、止められてから言うつもりだったのに…』
    『ご…ゴメン』
    『フった奴が謝るな
    余計に傷付く…』
    『え、フってないよ…その…好きだし』
    『えっ!?』
    二人とも赤面して固まったのは言うまでもない

    きゅん

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  20. 『♪~』
    私は一人で好きな曲をイヤホンで聞きながら屋上で歌っていた。
    本当、こうしていると何だか気分が弾む。
    『おい』
    『わっ!?』
    すると、急に後ろから声がして私はビックリした。
    『お前、歌、歌ってたやつか』
    聞かれてしまった。
    はっきり言って、恥ずかしい。
    『スミマセン…』
    私は思わず謝ってしまった。
    『何で謝るんだよ。
    上手いって言おうとしたんだぞ?』
    『え…』
    『ふふっ…褒められるような顔じゃねーな。それ』
    と、彼は笑った。
    『ス…スミマセン…』
    『カタコト過ぎ…面白いな、お前』
    と、彼は又笑った。
    一人でクラスでのボッチぶりを忘れるため、気を紛らわすため…
    それだけだった筈の屋上での時間が、この日から変わったのだった…

    『今日は聞かせろよ』『嫌だ』
    『何でだよ?』『ヒミツ』『ふーん』
    (教えてくれないおかげで、お前に会う理由出来るから良いけど)
    何て思われてるとはまだ知らない…

    きゅん

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  21. 待ち合わせは一時間前。

    まだ期待してるとこ男なのに俺、女々し過ぎか。

    それ位に好きになってたのは自分だけかよ。

    何なんだよ…

    本を読む手を止めてふと心の中で呟いた

    それさえ君には届かないのにな。








    早く速く目的地に着いてよ!

    何であの身勝手なお父様は私を止めるの?

    例えばキミが貧しい家庭だったって、
    好きなのには変わりないんだから許してよ!!







    この想いを…

    この女々しさを…

    『許してよ!』ねぇ?

    きゅん

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