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  1. 5件ヒットしました

  2. まっすぐに伸ばされた手

    それは視界一面に咲いた桜へと伸びていて。

    慈しむように、愛しむように触れている

    彼女の白く細い指から目が離せない

    目を離すと彼女がどこかへ行ってしまいそうで、

    ーーーー僕の前から、消えてしまいそうで。

    舞い散る桜の花びらを纏う君があまりにも儚く、壁を感じてしまって

    彼女の存在を確かめようと思わず手を伸ばした。

    しかしその手は空をかく。

    彼女と、期間限定の恋人でしかない僕が何を言うのだろうか

    君が消えてしまいそうで怖くなったとでも?

    なぜ、怖いと思うのだろう。

    そう不思議に思えるほど彼女と僕の関係は浅いはずだ。

    それなのに、

    ーー僕は、君がいなくなることがたまらなく怖いんだよ。


    言葉にできない想いを心でそっと呟く。











    『美雪、愛してる。』














    今年最初の雪が降る。

    きゅん

    0

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  3. 生まれたときから病気がちだった。

    小さなときから色んなことを諦めてきた。

    でも、

    あなただけは、

    諦めたくないと思ってしまった。

    ごめんね。









    わたしの世界を色づけてくれた、
    世界の美しさを教えてくれた、
    生きる意味になってくれた、

    そんなあなたに恋をしました。

    きゅん

    4

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  4. 「せぇーんぱいっ」
    間延びしたその声と同時に後ろから抱きつくように回された手。
    その腕を振りほどきつつ視線を上にあげ声の主を見上げる。
    「なにー?今日はなに忘れたの?」
    「電子辞書、貸して?」
    こてんと首を傾げて言ったのは2つ年下の部活の後輩。
    いつも平気で抱きついたりしてくる、可愛いけどちょっと困った後輩だ。
    「またー?電子辞書いつも忘れてない?」
    呆れたように言って教室から電子辞書を持ってくる。
    「はい、今日はもうあたし使わないから部活の時に返してくれたらいいよ」
    「ありがと、先輩。でもすぐ返すから
     ちょっと待ってて」
    そう言うと彼は何かを打ち込み始めた。
    すぐ返すってことは授業で使わないの?と思いつつも大人しく待つ。
    するとしばらくして「はいっ」と電子辞書を裏返して画面を見せられる。

    『先輩が好きです。付き合って下さい。』

    「ちなみにね先輩。俺、電子辞書忘れた
     ことないんだ」

    きゅん

    1

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  5. 今私は困っている。
    帰りの電車の中同じクラスの彼と偶々会い、隣の席に座り喋っていた・・・のだが
    顔のすぐ横、少し視線を下げると彼の柔らかそうな髪が目の前に。
    疲れていたのだろうか、突然私の肩に頭をのせ寝てしまったのだ。
    (どうしよ・・・次降りないと・・・)
    困っている間にも電車は動き、降りなければ行けない駅に着いてしまう。
    しかし気持ち良さそうに寝ている彼を起こすのは忍びなくて、降りずに彼が起きるまで待つことを決める。
    しばらくして電車が次の駅へ動き出すと隣から声が聞こえた。
    「・・・乗り過ごしちゃったね」
    「!? いつ起きたの?」
    横を見るとパッチリと目を開けた彼がイタズラっぽく笑って言った。
    「俺のせいで乗り過ごしちゃった、これは
     お詫びに送んなきゃ、ね?」
    ふと座席に投げ出した手を見るといつの間にか握られた手。

    あぁ。
    これはもう
    逃げられない。

    この計算尽くしの悪魔から。

    きゅん

    5

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  6. 「ねえ。」
    「なに?」
    授業中、いつまでたっても解けない問題にうなっていると隣の席の結城君から声をかけられた。
    「問5の問題分かんないんだけど、
     教えてくれない?」
    「ごめん、あたしも今そこでつまずいてて・・・ちなみにどこらへんまで解けた?」
    そう言って結城くんのノートを覗きこむ。
    「あっ!」
    「・・・?解けてるじゃん。」
    それなのにわざわざ聞く意味が分からなくてはてなマークを浮かべて、結城くんをジトーっと見つめる。
    そういえばこの人テストでも毎回十番以内に入ってたはず・・・。
    「・・・・嫌味・・??」
    「違っ、・・・話しかける口実が欲しいなって・・・。」
    真っ赤になった顔の彼が言った言葉を反芻すると瞬く間に自分の顔に熱が集まって来るのを感じた。
    「ゴメン!何でもないから!忘れて!!」
    そう言って前を向いてしまった彼に小さな声で話しかける。
    「・・・じゃあ、教えてよ。」

    恋の予感です。

    きゅん

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