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  2. 私と中原はご近所同士。帰り道も一緒になるわけで…。
    「そういや、もうすぐイースターだな」
    帰り道、中原が突然呟いた。
    「イースター…?」
    「そう、知らない?」
    中原にバカにされてるみたいでムカつくので、知ってる振りをする。
    「知ってるし!卵隠すやつでしょ!」
    「…正確にはキリストの復活祭だけどな」
    「私も卵探すやつやってみたいなぁ~」
    ”人の話聞いてる?”と隣で尋ねる中原は無視し、話を進める。
    「てか、お前方向音痴だから卵探すの無理だろ」
    「方向音痴関係ないでしょ!」
    「俺が面倒なんだよ…居なくなったお前探すの」
    出たよ、中原のウザいお節介。
    「私は子どもじゃない!!」
    「でもまぁいっか、居なくなっても」
    「え……?」
    すると、突然背後から中原が私の身体ごと抱き寄せた。

    「こうして俺がお前をすぐ捕まえるから」

    中原が耳元で囁いた。

    このバカ、二度とイースターなんかしないって決めた。

    きゅん

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  3. バレちゃった…あのクソもやしに!
    好きってことが!!

    "もやし"は、私の好きな人・藤真のあだ名。

    昨日うっかり、好きだって口走りそうになって逃げてしまった。

    多分、気付かれてるよね…

    四限後のバス停は、バスを待つ生徒が多くて。

    そんな中、見慣れた顔のアイツがバスを待っていた。


    「お、小さくて気付かなかった…!」

    いつものバカにしてくる口調。

    「…うっさい」

    平然としてる藤真に対して、私は動揺を隠せなかった。

    「…昨日のことなんだけど、ちゃんと返事していい?」

    これは完全に振られる。だって私と藤真は喧嘩する仲で……


    藤真は私の耳元に口を寄せ、


    「俺と付き合ってください」


    私は驚きと恥ずかしさのあまり俯きながら、小さく頷いた。

    バス停には他に人がいるっていうのに…

    チラッと横を見ると、そっぽ向く彼の耳が赤くなっていた。

    そんな彼を初めて可愛いと思った。

    きゅん

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  4. 学校に早く着きすぎてしまった。教室絶対誰もいないよね…

    と思ってたら、浜宮が教室で1人座っていた。
    「げっ…浜宮」
    「げっ…ってなんだよ、傷付くな」
    だって緊張するんだもん、浜宮と2人っきり…浜宮とは先日恋人になったばかりだった。

    「な、何かアレだよね、教室で2人っきり…って何か起こりそうだよね!」
    「何かって…?」
    「え、あ、いや…」

    突然壁ドンされて、キス…とか…まぁないよね、普通に考えて。
    「いや別に、浜宮ヘタレだし何もしてこないでしょ」

    はぁ…と溜め息を漏らす浜宮は急に立ち上がり、私の腕を掴んでは壁に追い詰める。

    「…えっ?」
    じっと目を見詰めてくる浜宮の目線を必死で逸らす。顔が近い。
    唇が触れようとした瞬間…解放された。

    「さすがに、学校では、な」
    兎に角顔が熱い…心臓もついでに煩い。

    「…ご馳走様」
    耳元で低く囁きながらニヤッと笑う此奴が無性に腹立たしかった。

    きゅん

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  5. 「桜子、一緒帰るぞ」
    「う、うん」
    この人は先輩であり彼氏の佐戸洸。
    クールで何考えてるのか分からないし…何で少し偉そうなんだろ。
    校門をくぐり、二人並んで歩く。洸と帰るのなんていつぶりだろ?

    洸は外でイチャイチャするのが苦手(私もだけど)だから、手を繋ぐの嫌なんだっけ…でも、今日は寒いし、繋ぎたいな。
    「今、俺の手めっちゃ冷たいんだよ、触ってみて」
    差し出す相手の手にそっと触れてみる。
    「そんなに冷たくないような…」
    すると、彼が力強く私の手を握った。
    「痛い痛い痛い…なにっ?!」
    「お前が前に手繋ぎたいって言うから繋いでやってるんだろ?」
    「それは繋ぐじゃなくて、握り潰してるの!!」
    私は痛さのあまり彼の手を振り払った。
    すると、今度は優しくそっと洸が私の手に触れた。そして、手を握ったまま歩き出す。

    「ほら、日が暮れる前に帰るぞ」

    照れ臭そうな彼を私は後ろでクスクス笑ってやった。

    きゅん

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  6. 「花帰るぞ」
    放課後、羽世田が私の教室まで迎えに来てくれた。
    「御免今日日直で…ノートを職員室まで運ばなきゃいけないから待ってて」
    「…大変だな」
    何その他人事。
    「少しは手伝う?とか言ってくれてもいいのに…」
    すると、羽世田はうーんと腕を組み何かを考えている仕草を見せた。
    「可愛くお願いしてくれたら、手伝うよ」
    え…可愛くお強請りって何?
    「羽世田くーん、手伝って欲ちぃな♡」
    羽世田はドン引きした様な表情を見せる。
    「ぶりっ子はキモイ」
    「じゃあ…土下座?」
    「それはやめろ」
    もうどーすれば?!早く帰りたいのに…

    「ねぇ、もう早く手伝ってよ…」

    私は自然と羽世田のシャツを掴み、上目遣いで御願いしていた。
    すると、羽世田は照れてるのか俯きながら私の髪を掻き乱す様にぐしゃっと撫でた。

    「…わっ?!」
    「はぁ…ほんと、ばーか」

    そう呟くと、羽世田はノートを半分持って足早に歩いて行った。

    きゅん

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