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  2. 『別れよう』



    そう君から言われたのも、もう1年前の事。
    ずっと片思いし続けて、やっと実った初恋の相手。

    なんで私を振ったのか理由を聞いても
    彼は教えてくれなくて。
    それから1週間は魂が抜けたように
    泣いてばかりの毎日だった。



    「どーしたの?ぼーっとして」

    「あ、いや……なんでもないよっ」



    友達に突っ込まれる。
    帰ろうか、と言って下駄箱から1歩踏み出すと
    暖かい風が頬を撫でた。



    「もう、1ヶ月なんだね」



    友達が呟く。

    そういえば、1ヶ月前も別れた時ぐらい
    大泣きした事があった。



    「…うん」



    彼のあの台詞はきっと、
    私を縛らないために言った言葉。

    ……そんな遠回しな君の本心が、やっと分かったから。



    私はきっとこのまま、
    君に片思いをし続ける。



    ――――貴方がこの世からいなくなっても、
    私は貴方のことが、大好きだから。


    きゅん

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  3. ___ずっと、運命の人を探していた。


    「舞衣ー?今日どこ行く?」

    「んー、そういえば新しいカフェ出来たらしいね〜」

    「じゃあそこで決ーまりっ」


    今でも思い出すのは、小1の時に貰った
    甘い甘い、あの飲み物の味。


    「舞衣ってさ〜ほんっとミルクティー好きだよね」


    お目当てのカフェに着いて席に座るなり、友達が私に言う。


    「うん、大好き」


    泣いている私に、ある男の子がそっと差し出してくれたその飲み物を、私は片時も忘れたことはなかった。

    ……その子が引っ越してしまってからも。


    「おまたせ致しました、ミルクティーでございます」

    「……あれ?舞衣、ウチら注文したっけ?」


    顔を上げると、そこには。


    「つ、ば……さ?」

    「久しぶり、舞衣ちゃん」


    言葉にならなかった。
    ___だって私、貴方の事を。



    貴方の事を、ずっと、探していたの。


    きゅん

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