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  1. 14件ヒットしました

  2. 「恨みっこなしね」
    そう言った。
    亜美と私は親友でライバルだった。

    バレンタイン当日、2人で賢人を呼び出して、初めて好きな人に告白した。
    「ごめん、すぐには答え出せない」
    そう言って賢人は答えを保留にした。

    私は告白しただけで満足しちゃって、今日がホワイトデーだなんて覚えてもいなかった。
    「俺、あの時ああ言ったけど、凛しかいないってずっと思ってた」

    誰もいない家庭科室。賢人に呼び出されて2人きり。

    「ごめん、賢人、亜美の所に行って」
    そう言って家庭科室から逃げ出そうと賢人に背を向けた。
    「は?」
    賢人の声に体は逆らえなくて、それでも精一杯言葉で抵抗する。

    「私は告白だけでもう満ぞっ…」
    私の言葉を遮る様に、賢人は私を後ろから抱きしめた。
    「そんなの無しだろ、俺の気持ちはどうなんの」

    耳元で響く声は弱々しくて、
    賢人の腕の力はぎゅぅっと強くなる。

    こんなの嫌なのに、亜美ごめん。

    きゅん

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  3. 「宗佑!誰からもらったんだよ〜」

    昼休みに教室に帰ってきた宗佑が、
    クラスの男子達に騒がれていた。
    またチョコを貰ったらしい。

    去年は貰えないから、私に作れって煩かったのに。

    どうやら今年は用済みらしい。
    これ、自信作だったんだけどな。
    渡す理由も無く、帰り道公園のベンチで箱を開けた。

    「お!夏実じゃん!」
    突然名前を呼ばれて振り向くと、
    今、1番会いたくないあいつが箱を覗き込んでいた。

    「へぇ、今年はトリュフかぁ〜」
    当然のように宗佑の指はチョコに伸びて、慌てて箱を遠ざけた。
    「宗佑のじゃないから!」
    「誰のだよ」
    「私?」
    「なら俺のだな」
    手を出されても、宗佑の分は無いもん。
    「なし!チョコ沢山貰ったでしょ?」
    「はい!ジャンケンポン!はい俺の勝ち!」
    勝手にチョコを取り上げた。
    「うま!俺、夏実のチョコが好きだわ」
    沢山貰ったくせに!バカ宗佑。
    好きなんて言わないでよ。

    きゅん

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  4. これは100万円の恋。
    あなたから私は100万円で恋を買った。

    普通で特別な一生に一度の1ヶ月をあなたから貰った。

    こんなこと馬鹿げてるかもしれない。

    けれど、
    私は悠輔から沢山の100万円よりももっともっと素敵なものを貰った。

    最初はたったそれだけで、
    満足してたはずなのに。

    なのに私、気がついたら欲張りになって、
    この恋が本物になったら…
    そう望んでいて。

    でも、ダメだよね

    きっと神さまに怒られちゃうよね。
    あなたに本当に「好き」って伝えたら。
    バチが当たっちゃうよね。

    でも…
    それでも…

    神さま、
    私のわがままを1つだけ許してください。

    私はただ、
    悠輔の隣でこのまま永遠にずっと
    雪の華が舞うこの景色を見ていたいの。

    きゅん

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  5. 授業中、嘘ついて教室から抜け出した私は誰もいない教室に逃げ込んだ。
    カーテンにくるまって、ポケットからスマホを取り出す。

    「ねえ私たちまだ付き合ってるんだよね?」

    涙混じりに心からの疑問を電話越しのアイツにぶつけると、
    ぶっきらぼうな声が返ってきた。

    「は?今更何言ってんだよお前」

    意味わかんない、なら助けてよ。
    私あんたがいないとダメなんだよ。
    でもあんたはそうじゃないみたい
    こんなに好きなのに辛いよ、それならいっそ、もう

    「別れよ」

    突発的に口が動いてしまった。
    そんなこと本当に実現したら、私もっと壊れちゃうのに。

    「お前、それ本気で言ってんの?」
    なんだ、思ってたより冷静じゃん。
    私だけ必死になっててバカみたい。悔しい感情のままに電話を一方的に切ってやった。





    途中で切られてしまった電話に向かって、伝わらない言葉を投げかけた。
    「俺、お前がいないとダメなんだよ」

    きゅん

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  6. あれから10年、久しぶりに歩く校舎は記憶よりも少し汚れていた。

    「せんせ、、?」
    あの時と変わらない背中を見つけた
    「美月、、、、?」

    10年前に閉じ込めて何重にも鍵を閉めていた気持ちが、一度に溢れ出す

    「先生が、、、、先生が迎えに行くって!あの時言ってくれて待ってたのに」

    「全然迎えに来ないから来ちゃったよ!」

    先生は私を見て驚いてる。
    まさか来るとは思わないよね。

    本当の恋を知ったあの時、
    私は中学生で先生との関係は社会から
    許されるものじゃなかった。

    「ごめん美月、遅くて」

    そう言って先生は私を二度と離れられないくらいしっかり抱きしめてくれて

    やっと、やっと2人で幸せになれるって
    確信した。


    なのに、、


    気づかなかったの

    貴方の薬指の指輪に

    なんで言ってくれなかったの?
    もう貴方から離れられないよ。

    きゅん

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  7. 金曜日の塾の帰りは大変だ、丁度酔っ払い達が居酒屋から解放される時間
    私にとっては恐怖の時間
    「ねぇ〜おねぇーちゃぁん」
    鼻の下を伸ばした男が話しかけてくる、
    「高校生〜?」
    怖い、、
    無視して早足で歩くも、信号が赤になってしまった
    「ねぇ〜聞こえてるよね」
    腕を掴まれた。
    恐怖で動けない、、、
    「俺と家出しちゃおうよ」
    耳元で囁かれた。
    怖い、キモい、無理、でも体が恐怖で動かない

    「おい!俺の彼女なんだけど」
    後ろから声が聞こえて私腕を力強く引っ張る人がいる
    「離れろや!」
    余りの迫力に私もびくっとする
    男もビックリして謎の言葉を言いながら何処かにフラフラ歩いて行った。

    「田中くん、ありがとう、怖かった」
    「勝手に彼女とか言ってごめん」
    「いやいや、助かったよ」

    優等生で眼鏡くんの田中くんに
    まさか助けられるとは思わなかった


    「来週から俺も気をつけないと」

    なんで田中くんが?

    きゅん

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  8. 「あいつ、だれだ?」
    塾が始まる前、1人の生徒に皆が注目する
    「てかヤンキーって存在したんだ」
    誰かが小声で言った
    私も皆の声につられて振り返ると
    白いジャージのヤンキーがダルそうに座っていた
    新しい生徒かな?
    塾にヤンキーって、、
    余りの似つかわしさにドン引きする
    授業が始まって、出席で知らない名前が呼ばれるだろうと聞き耳をたてるも、
    普段と変わらない
    誰だか分からないまま、授業が終わってしまった

    先生に質問して帰ろうとすると
    エレベーターにさっきのヤンキーが、、
    なるべく見ないようにしよ
    「中村さん」
    え、こわい
    「俺俺、ねぇ」
    こっわ、ヤンキーの知り合いとか居ないし
    オレオレ詐欺かよ
    「だから田中だって」
    いやいや、私の知ってる田中くんは
    眼鏡の優等生くんだから、
    「ねぇ、中村さん!」
    しつこいなぁ!たまりかねて振り返って
    「えええ!田中くん?!」
    同じ高校の知ってる田中くんだった

    きゅん

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  9. ふぁぁ、眠いフランス語って
    聞いてると気持ちよくなって眠くなる
    だんだん瞼が言うことを聞かなくなってき、
    「お前いつまで寝てるんだよ」
    幼馴染の龍の声がしてはっ!と起きた
    「授業終わったぞ」
    「マジか」
    「お前全然起きないから先生が呆れてたぞ」
    「ごめん!あのー、写メらせて」
    「はいはい、ノート取っといたから」
    「あとこれ来週までの宿題」
    なぜか手書きのフランス語が二文書かれた紙切れを渡された。
    「和訳してこいってさ」
    その紙をよく見ると
    辞書なしですぐ分かる言葉が並んでいて
    思わず口に出して読んだ
    「私は貴方が好きです
    私の恋人になりませんか?」
    なにこれ?宿題にしては、、
    ぎゅ、、
    いきなり龍に後ろから抱きしめられて

    「それが俺からの宿題。期限は来週」

    龍の言葉を最後まで聞かずに龍の腕の中でクルッと態勢を変える

    「Oui,Avec plaisir(はい、喜んで)」

    きゅん

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  10. 「ちょっと講義中だよ、やめてよ」

    幼馴染の彩は俺に小声でいいながら眉毛を八の字にした

    小さい時からころころ変わる表情が
    どうしても見たくて、
    どうやったら彩を困らせられるか
    毎日考えてきた

    今も、もっと彩の困った顔が見たくて調子に乗ってしまう

    「お願いだから、やめて」

    懇願するような顔で彩がこっちを見ている

    コホン!

    振り返ると後ろの席の奴がこっちを睨んでる。

    ああー見られたかな、


    俺たちの関係。それは幼馴染


    だけど本当はそれだけじゃない


    「今はやめて」

    彩のその言葉を聞いて手を止める

    ルーズリーフの端に『あとで』って書いて
    彩が気づくようにトントンとペンで叩く

    書いてある文字に目を見開いた瞬間

    教授が見ていないすきをみて

    彩が一番困った表情になることをした。

    きゅん

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  11. 図書館からの帰り道、
    「平野先輩、今日はすみません」
    「ん?なにが?」
    「勉強教えてもらったうえに、家まで送ってもらうなんて、先輩も暇じゃないですよね」
    「なんで謝るの?今日は俺が誘ったんだけど、俺がやりたくてやったことに対して謝らないでよー」
    「こーゆー時、平野先輩になんて言うんだっけ?夏実?」
    はっとする

    「ありがとうございます」
    考えると平野先輩にはいつも助けてもらってばっかりで、お礼なんて一度も言えてなかった。いつも、申し訳ない気持ちでいっぱいで、、

    「いつも本当にありがとうございます」

    そして、

    浮かんだ疑問をポツンとつぶやいた

    「なんでここまでしてくれるんですか」

    先輩はなにも答えなかった。
    聞いちゃダメだったかな、、
    あんまり沈黙が続くから、隣を歩く先輩を見上げた

    驚くくらい先輩の顔が真っ赤だった

    え?

    きっと夕日のせい。ですよね?、、先輩?

    きゅん

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  12. 平野先輩からの誘いで勉強を見てもらうことになった、図書館どこだっけ
    「夏実!」
    「先輩」
    道に迷いかけた時先輩が見つけてくれた
    「また道に迷いそうだったよね」
    「方向音痴なんです」
    「この前も迷ってたね」
    いつも、迷子の私を先輩は見つけてくれる
    図書館に着いて2人で並んで座る
    「薦めたテキストやってるんだ」
    「一応、、」
    「ちゃんとやってて偉いじゃん」
    だめだ、本当のこと言わなきゃ、
    「実は全然勉強出来てないんです」
    先輩は目をまん丸にしてこっちを見ている
    「ちゃんとやってるじゃん」テキストを指差して言った
    「これもここまでやって止まって、やらなくちゃって分かってるんですけど、なんか出来なくて、もっと焦ってきて、何からしたらいいか分からなくてなって、、」
    今まで隠していた不安が一気に溢れた

    「夏実は受験でも迷子なんだね」
    先輩が頬の涙を優しく拭った
    「大丈夫、一緒にスケジュール考えよ」

    きゅん

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  13. 平野先輩が応援してくれている
    それだけで、頑張れたけれど
    「やっぱり無理」

    積み重なった課題と解けずにいるテキスト

    なにもかも投げたしたくなってスマホを触っていた
    不意に先輩からのメッセージが画面に現れる
    「元気にしてる?受験勉強手伝おっか?」

    嬉しいけれど、ちゃんと進んでないことを
    先輩に知られるのが恥ずかしくって
    返信するのに2時間もかかってしまった

    「明日10時にうちの図書館でいい?」
    それだけが返ってきた

    先輩に今の私を知られるのが怖くて
    塾があるって言って断ろうかと真剣に考えた

    でも、 平野先輩に会える
    それだけ考えて行くことにした。

    きゅん

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  14. 初めて参加するオープンキャンパス

    来てみたものの、広すぎるし何から見たらいいかわからない
    1人で来てる人もいるけど、なんだか皆が凄く賢そうに見えて自分が場違いな気がしてくる
    どうしよう、友達と来れば良かった

    「あれ?夏実じゃない?」
    「せ、先輩!」
    委員会で一緒だった平野先輩
    「先輩大学ここだったんですね」
    「そ、夏実1人?」
    「はい、でもどこから見ればいいか分からなくて」
    「なら一緒に回る」
    「いいんですか?」
    「行こ」
    先輩がさりげなく私の手を掴んで、歩き始めた
    それから、校舎を回ったり、大学の先輩を紹介してもらったりした
    平野先輩の説明も分かりやすくて、大人だなぁってしみじみと思う
    「志望大学決まった?」
    「はい!でも、私、先輩みたいに頭良くないからこれから沢山勉強しないとです」

    ずっと繋いでた手にギュッと力を込めて先輩が言った

    「大丈夫、夏実なら出来るよ。俺が応援してる」

    きゅん

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  15. いっつも書くの忘れるんだよね学級日誌!
    放課後、
    私は1人で日直の仕事、学級日誌を書いていた

    はいはい、今日もクラス全体が集中していました。っと

    「山本さん?」

    顔を上げると山下君が今日のドアにもたれていた

    「何やってんの?」

    そう言いながら私の机の前にやってくる

    「学級日誌、書くの忘れてて」
    「ほんまに山本さんはうっかりさんやな」
    そう言いながらしゃがんで日誌を覗き込む

    「ちょっと!見られたら書きづらいからやめて!」
    必死で日誌を隠す
    「どうせ順番やねんから見れるやん」
    「それとこれとはまた違うよ!」
    「けちー」
    ブーっと膨れた顔までかっこいいから仕方ない
    「早く終わらしなよ」
    そう言いながら山下君は立ち上がった。
    分かってるよって言おうと口を開けたけど、何も言えなかった

    だって、急に頭ポンポンされたんだもん。
    思わず見上げて「うん」頷くと

    満足そうに教室から走ってった

    きゅん

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