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  2. 「ねぇねぇ、あたしさチョコあげたよね?」

    大好きな幼なじみのところに行き、バレンタインのお返しをねだる。

    「あー、忘れてた」

    この男、信じられない。他の子にはクッキー渡してるの見たよ。それなのにあたしの分だけない…。

    「もういい、嫌い!」

    思わず、彼の頭を叩くと鋭い目で睨まれた。

    「嘘だよ。でも、嫌いならいらねぇな」

    そう呟くといじわるに微笑んだ。

    「やだ、いる」

    「ほら」

    渡されたのは透明な袋に入ったキャンディ。

    あのさ、あたし、バカじゃないから分かるよ。

    「ねぇ。あたしのこと好きなの?」

    「は?」

    「言いづらかったら先に言ってあげる。あたしは好きだよ?ずっと前から…」

    耳まで真っ赤にして、片手で口元を抑える彼。

    もう、当たりでしょ。

    「ねぇ、どうなの?」

    「しょうがねぇから1回だけな」

    数秒の沈黙後、彼の唇が小さく動いた。


    「……好きだよ」

    きゅん

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  3. 「トリックオアトリート」

    机に向かって勉強している彼に、後ろからぎゅっと抱きついた。

    その瞬間、シャーペンの芯がポキッと折れ、鋭い目であたしを睨む。

    「邪魔」

    そして、冷たい一言。

    「なにさ!可愛い彼女がおねだりしてんだからちょうだいよ!」

    「んなもん持ってねーよ」

    この人はハロウィンと言うものを知らないのか。
    あたしがお菓子を求めて来ることを予想して、準備しとくべきでしょ。

    「ふーんだっ!お菓子くれないならイタズラしてやる!」

    こうなったらすんごいイタズラしてやるもん!
    お菓子あげとけば良かったって後悔してもしらないんだから!

    「なぁ、俺への菓子はねぇの?」

    「あるわけないじゃん」

    だって、あたしだもん。
    貰うことしか考えてないよ。

    「ふぅ~ん」

    意味深な反応をすると、シャーペンを置き、あたしの髪に触れる。

    「んじゃ、どんなイタズラされても文句言えねぇな」

    きゅん

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