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  1. 42件ヒットしました

  2. 目の前にいる薫は仕事を終えたようだった
    「美桜さんお疲れ様です」
    「お疲れー、あ、ちょっと待って、コレ」
    「何ですか?」
    「ハッピーバレンタイン」
    「すいません、僕チョコ苦手です…」
    「うん、だから薫くんだけクッキー」
    薫の顔がパァっと明るくなる
    「すごい嬉しそうな顔」
    「僕クッキーは好きなので」
    「大したもんじゃないけどね」
    「いえ、ありがとうございます」
    そう言うと薫はラッピングを解き始めた
    「ちょ、ここで食べるの?」
    「お腹すいてるので」
    天然にも程がある
    まぁでも目の前で反応が見られるのは嬉しいかな
    「どう?」
    「美味しいです!」
    「良かったぁ」
    「美桜さんてモテますよね」
    「え?彼氏はいるけど」
    「彼氏さん大変ですね」
    「ん?」
    「だって俺、美桜さんに惚れてますもん」
    「冗談でしょ」
    「本気ですよ。これからは覚悟してくださいね?」
    薫は得意げに笑って生徒会室から出ていった

    きゅん

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  3. 「ナルキ先輩!」
    「ミカちゃん。久しぶり」
    「先輩の引退以来ですね」
    「ここ図書室だし食堂にでも行こうか」

    「ここなら話せるね」
    「勉強大丈夫ですか?」
    「大丈夫そうな所選んだからね。ミカちゃん部活は?」
    「急に休みになって楽器も触るなって」
    「あの先生たまにそういう日作るよね」

    他愛のない会話を30分程した

    「あ、もうこんな時間。僕これから塾なんだ」
    「名残惜しいけど仕方ないですね」

    玄関玄関に向かう途中立ち止まって言った

    「ねぇ。ミカちゃん。今日みたいに人気のない所で男と2人で話すのは危ないから気をつけてね」
    「どうしたんですか急に」
    「俺も男だから」

    急に真面目な顔をすると近くの壁に押し付けた

    「抵抗出来ないだろ」

    初めて先輩の男の部分を見た気がした

    「先輩はそんな事しない」
    「どうだろうね」

    「俺前からミカのこと好きだから」

    先輩はニヤリと不敵な笑みを浮かべた

    きゅん

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  4. 校門を出ると1つ上の幼馴染がいた
    「さっきの男誰?」
    カッコイイことを少しは自覚して欲しい
    女子が皆こちらを見ている
    「男?」
    「玄関」
    「担任の先生だよ」
    「そうか」
    と短く答えて歩き始めた
    舞美はそれに続く
    「なぁあいつにチョコあげたのか」
    長い沈黙を破ったのは湊音だった
    「…うん」
    「ふぅん」
    また沈黙
    湊音とは学校が離れてから
    会話が続かなくなっていた
    「俺にはチョコねぇの」
    「家にある」
    「そうか」
    「ねぇ、今日どうしたの?」
    「高校生になって前より可愛くなってもうほっとけねぇ」
    「ありがとう?」
    「はぁぁ。本当に鈍感だよな」

    そう言って急にしゃがみ込んだ

    「俺はずっと前から舞美が好きなの」
    「マジ?」
    「告白してるのに色気ねぇ返事」
    「だって「信じられない?」

    舞美が頷くと急に立ち上がって抱き寄せキスをした

    「これ俺のファーストキス」

    湊音はそう言って足早に歩き出した

    きゅん

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  5. はぁ、やっぱり無理かぁ
    朝も昼も帰りも3年の廊下に来たけど
    好きな人は女の子に囲まれていた
    毎年だけど今年は渡したかったなぁ
    そう思いながらクルリと身体を階段の方に向けて玄関に向かう

    「立夏」

    声が聞こえた先にいたのは仲本先輩だった

    「あ、やべ、ちょっと」

    そう言って腕を掴んで走り出す

    「はぁ、まいたか」
    「えっとー…先輩痛いです」
    「あぁ、わりぃ。座ろう」

    着いたのは人気ない旧校舎

    「立夏は俺にチョコないの?」
    「ありますけど」
    「やったー!」
    「先輩たくさん貰ってるでしょう?」
    「貰ってないよ。全部断わった」
    「何でですか?」
    「立夏が好きだから」
    「先輩とは図書室で会ってただけなのに…」
    「俺本読まないよ」
    「え…」
    「俺、立夏に会いたくて。立夏といると安心するの」

    そう言った先輩の顔は夕日のせいか赤くて、
    今までで1番素敵な顔で笑っていた

    きゅん

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  6. この感情を恋という言葉で一括りにはしたくない

    放課後いつも体育館を走り回っている彼女
    部活終わり彼女は1人で片付けをしていた

    「朱里」
    「仲島先生、お疲れ様です」
    「お疲れ。2人なんだし堅苦しいのはやめろ」
    「はぁ。ほんとみんなの前で他人行儀とか疲れる。そういえば、田辺にキツすぎない?プレーも上手いのに、厳しすぎ」

    俺はバスケ部の顧問
    運良く朱里もバスケ部のマネだった

    「それは朱里に馴れ馴れしいから」

    自分でも歪んでいると思う

    「しょうがないじゃん?彼氏だし」
    「そう…だよな」
    「あ、バレンタインの日、私、田辺と出かける」
    「あぁ、了解」
    「ん。ありがとう。義兄さん」

    愛ゆえの歪んだ独占欲

    恋と呼ぶのは難しい
    “好き”と言う言葉で表すことはできない

    アイシテル

    その言葉が適しているだろう

    だって朱里の隣にずっといられるのは紛れもなくたったひとりの家族である俺なんだから

    きゅん

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  7. 「先生チョコいくつもらいました?」

    鳴海は金髪ピアスの見た目とは裏腹に
    病弱で純粋な生徒

    「0」
    「じゃあ、はいコレ」
    「何だ?」
    「今の流れだとチョコでしょ!」
    「あぁ。ありがとう」
    「本命ですよ」

    生徒からの本命だなんて、そんなの困るだけ

    「嘘ですよ。からかいたくなっただけですからそんな困った顔しないでください」
    「困った顔してたか」
    「えぇ、それはもう」

    と言って真似をした
    俺は思わず吹き出した
    だってそれはあまりにも

    「似てました?」
    「あぁとても」

    久しぶりに笑った気がした

    俺はこの子といる時間が好きなのか
    だから

    「鳴海、またいつでも来いよ」

    と言ってしまうのか
    それとも

    「えぇ、またいつか」

    ふらっときてはすぐ帰る彼女を失いたくないと、とうの昔に失っていたはずの感情が芽生え始めているのか

    その真意はわからないけれど、そんな感情お互いに困るだけだろう?

    きゅん

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  8. 「光希!」

    莉子は光希に声をかけた
    バレンタインのチョコを渡すためだ
    光希が振り向くと目の前には女の子がいる
    莉子はやっぱ何でもない!と言って外に出た
    去年もその前もその前の前もそうだった
    光希の隣にはきまって彼女がいる
    莉子が入る隙はない
    いや、莉子は動かないのだ
    今の関係を失いたくないから

    「莉子!」

    校門をくぐる時呼び止められた
    間違いなく光希だ

    「待てよ」

    莉子はいつの間にか涙を流していて光希は肩で息をしていた

    「何泣いてんだ」
    「何しに来たの。彼女は?」
    「何そんな怒ってんだ。彼女じゃない。クラスの奴だ。俺は莉子に貰いたいんだ」
    「え?」
    「だから俺は!莉子が1番好きだって気づいたんだよ」
    「去年もその前もその前の前も本当は作ってたよ。ずっと光希が好きだったから」

    チョコを渡した莉子の涙は嬉し涙に変わっていた
    光希はありがとうと笑って莉子のおでこに優しくキスをした

    きゅん

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  9. 「今日もぼっちか?」

    屋上に来ると聞こえてくるぶっきらぼうな声

    「ひとりが好きなの」
    「俺も一緒に食べます」
    「ねぇ、私の話聞いてた?」
    「二人の方が美味しい」

    花乃は数ヶ月前出会ってから
    いつもサボっているコイツに懐かれていた
    人気者なのに私と弁当だなんて不似合いだ
    お弁当を広げると急に手が伸びてきた

    「ちょっ「うまい。これ自分で作ったのか」
    「そうだけど」
    「毎日食えたら幸せだ」
    「作ろうか?」
    「いいのか」
    「あー、やっぱやめた」
    「何で?」
    「恋人じゃああるまいし」
    「恋人になればいいんですね」
    「天然女たらし…」
    「何か言いました?」
    そう言って四角いものを差し出した
    「何これ?」
    「チョコ。バレンタインだろ」
    逆チョコ…
    思わず笑みがこぼれた
    「花乃先輩、俺と付き合ってくれませんか」
    「何で?」
    「好きだから…あと弁当食べたい」
    「正直だなぁ」
    そう言って花乃は笑った

    きゅん

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  10. 教室でサユが机に突っ伏していた。


    「おい、また振られたのか。」


    タイキに気づいたサユは言葉も返さずに
    教室を出ていこうとした。

    いつもそうだ。
    タイキに相談して告白しては振られ泣いて。
    そのくせ、振られたことは後になって無理して
    笑いながら言う。笑いながら心で泣いている。


    「おい、待てよ」


    そんな声を気にもとめず
    サユは通り過ぎようとした。
    タイキは咄嗟にサユの腕を掴んで、抱き寄せた。
    すると、サユは思いっきりタイキの腕の中で
    泣きはじめた。
    タイキは、サユが本気でその人を
    好きだったことも何もかも知っていた。
    だから何も言わずにそっと抱きしめていた。

    サユが落ち着いたとき、タイキは一言。
    耳元で囁いた。


    「もう、俺を好きになれよ。」


    そして、サユは笑いながら言う。


    「ごめんね。」

    きゅん

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  11. え、この音…
    どこからか流れてくるピアノの音に耳を傾ける
    この音は中学生の時何度も聞いた音に違いない、遥はそう思った
    そして、直感的に旧校舎の音楽室へダッシュで向かった

    「瑞希?」

    音はやみ、振り返った彼はやはり2年前アメリカへ留学した幼馴染の瑞希だった

    「遥。久しぶり」
    「いつ帰ってきたの?!連絡くれてもよかったのに」
    「ごめん、驚かせたくて。でもやっぱり気づいて飛んできてくれた」

    2年ぶりの彼は背も伸びていて声も低くなっていた

    「あのね、帰ってきたら言おうと思ってたことがあるの」
    「待って、俺も言いたいことある」
    「え?何?」
    「俺ね、アメリカ行く前も行ってからも今までずっと遥が好きなんだ。だから俺と付き合ってくれない?」

    そう言ってイスから立ち上がり遥の方へ来てはるかを抱き寄せた
    そして耳元で囁いた

    「それで、遥が言いたかったことって?」
    「私も瑞希が好きってことだよ」

    きゅん

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  12. 桜雪は学校帰り駅の外でスマホを触りながらバスを待っていた
    昼間は暑かったけれど、もう秋だ
    夕方になると寒くなる
    羽織るものを忘れた桜雪は駅の中に行くのが面倒で仕方なく外でふるえていた

    ─バサッ

    ふいに視界が暗くなった
    何かをかけられたようだ
    取ってみるとそこにはクラスメイトの佐々岡がいた

    「あー、そんなとこいたら風邪ひくぞ」

    暗くて表情が読めない

    「俺ので悪いけどそれ着とけ」
    「悪いよ」
    「俺のじゃ嫌か」
    「そ、そういうわけじゃない…!でも、佐々岡風邪ひいちゃうよ?」
    「俺は、馬鹿だから大丈夫だ、お前が来れなかったら俺が困るんだよ、じゃあな」

    佐々岡は笑ってそう言ってから駅へと向かった
    桜雪はそれにあわせてありがとうと叫ぶと佐々岡は手をひらひらさせた

    佐々岡のジャンパーはあたたかかった

    きゅん

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  13. 俺の目の前で好きな人が生徒会の仕事してる

    「なぁ瑞穂って好きな人いるのか?」
    「えっ?い、いないよ」

    いないとはいったものの、瑞穂の顔は火照っている

    「そっか」
    「何で?」
    「純粋な…好奇心?」

    何だそれ、と瑞穂は声を上げて笑っている

    「先生は?」
    「俺はいるよ」
    「ふーん」

    それから少しの間沈黙が流れた

    「よし、終わったぁー!」
    「お疲れさま」
    「ありがとう。もう帰る?」
    「おう、車乗ってく?」
    「もちろん!」
    「だよな、生徒玄関で待ってろ」
    「ありがとう」

    「お兄ちゃん‼」

    そう、俺はお兄ちゃんだから、これは決して叶えられない恋なんだ

    きゅん

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  14. 瑞穂は書類整理をしながら溜息をついた

    「好き…なんて言えないよなぁ」

    ──ガタッ

    「先生‼」

    今の聞いてなかったよな…と少し不安になる

    「よっ!瑞穂、生徒会の仕事か?」
    「うん、学祭近いからね」
    「あー、それよりお前誰かに恋してるのか?」
    「え?」
    「好きなんて言えないよなぁーって言ってたじゃん」
    「聞いてたのー⁉」
    「おう、誰だ、幼馴染の真嶋か?」
    「教えなぁーい」

    言えるわけないよ

    『髙橋先生、お電話です。至急職員室まで来てください』

    「お、電話か、俺行くわ。仕事頑張れよ」

    だって…

    「…先生‼」
    「ん?何だ?」
    「いや…先生も…お兄ちゃんも仕事頑張ってね」
    「おう‼あ、みんなの前では先生って呼べよ?」

    だって相手は先生でありお兄ちゃんなんだから


    瑞穂は誰もいない生徒会室でひとり寂しく涙を流した

    きゅん

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  15. 私は後輩の律に呼び出されて放課後屋上へ来たのだがいつの間にか陰で眠っていたらしい
    目が覚めると陽は落ち始めていてなにやら声が聞こえた
    「美…ん俺…て…さい」
    うまく聞こえないけど、律?
    「美彩さん、俺と付き合ってくれませんか」
    え、私のこと…
    「違うな…美彩さん、好きです、付き合ってください」
    「美彩、俺と付き合え」
    「美彩、俺と付き合ってくれる?」
    「美彩さん、俺と付き合ってください。ずっと好きなんだ」
    「はぁ〜〜どうしよう、てか美彩さん、いつ来るかなぁ」
    「ぷはははははっ」
    つい笑ってしまった
    「み、美彩さん⁉いつからいたんですか‼」
    「ずっといて、寝ててさっき起きたの」
    「わ、笑いすぎですよ」
    「ごめん、あははっ」
    笑いが止まらずにいると急に腕を引っ張られ気づくと彼の腕の中にいた
    「美彩。好きだ。俺と付き合って」
    耳元で囁かれて
    「私も好きだよ」
    と言ったのは言うまでもない

    きゅん

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  16. 『双子のえりまりだ〜♡』
    『えりは可愛いまりはかっこいい♡』
    廊下を歩くとそんな声がいつも聞こえてくる
    私は可愛くなりたかった
    えりが羨ましい
    ─放課後校舎裏に来てください
    朝靴箱を見るとそう書かれた手紙が入っていた
    また間違えたのではないかと思った
    告白される相手は決まってえりだから

    「俺1年H組の香山総って言います」
    後輩だ…しかもHって問題児クラスだよ…
    「俺始めてみた時に一目惚れして付き合ってくれませんか?」
    「双子のえりと勘違い…してない?」
    「してません。俺は陸上部のまりさんが好きなんです」
    「本当に私⁉⁉」
    「そうっすよ。って何で泣いてるんすか⁉」
    「ごめん、嬉しくて。初めてだから。でも、ごめんね、私あなたのこと知らないからこれからたくさん教えてくれる?」
    「もちろんっす!必ず落としてみせますよ‼」
    と無邪気にはにかんだ彼に問題児という言葉は似合わないと思った

    きゅん

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  17. 「何で私を好きになったの?」
    最近私達は屋上で弁当を食べている
    「4月陸部の見学で頑張ってる姿みてかっこいいなって思ったんす。一目惚れです」
    「ふーん」
    「あと反応も顔も可愛い」
    「えっ⁉」
    告白されてから2ヶ月
    総のことが少しずつわかってきた
    そろそろ返事をしなきゃならない
    「まりさん、俺まりさんと付き合える確率ってゼロですかね、もう俺迷惑だったら言ってくだ「そんなことないよ!私総のこと好きだ…もん…」
    「やっと言ってくれましたね」
    「え?」
    「もうそろそろ好きになってくれてるかなって」
    「女慣れしてるんだ」
    「ヤキモチしてるまりさんも可愛いです。俺の恋人になってください」
    「私で良ければお願いします」
    そう言うと彼は私の方へ来てキスをした
    「ファーストキス…」
    「あっ、ごめんなさい…」
    「…んーん、もう一回して?」
    「可愛すぎますよ」
    彼は真っ赤になりながら何度もキスをしてくれた

    きゅん

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  18. 私は溜息をついた
    彼氏がまた女の子と楽しそうに話していたからだ
    私といるときは静かなのに
    ヤキモチ焼くのはいっつも私の方だけ
    そう考えていると目の前に彼が座った

    「難しい顔して何考えてたんすか」
    「何でもないよ」
    「…俺って頼りないですか?」
    「え?」
    「いや、いつも何でもないって言うからちゃんと言ってほしいなーなんて…女々しいですか」
    「じゃあ聞くけど何で私の時はそんなに静かなの?いつも女の子と楽しそうに喋ってるくせに」

    つい可愛げなくいってしまった

    「それは…」
    「私ばっかりヤキモチ焼いて?バカみたい。それとももう好きじゃなくなった?」

    「違いますよ。俺だってもっと喋りたいしキスもしたいです。でも好きだから、大好きだから無理なんです。俺が持たないの。俺だってヤキモチ焼いてるよ?」

    そう言うと彼は初めてキスをした


    「ほら、俺真っ赤でしょ?」

    きゅん

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  19. 「大毅ーってまだ来てないのか」
    男バスmgの茉莉は次期エースの大毅に部活後呼び出されていた
    「ッ⁉」
    急に茉莉の後ろから抱きついたのは大毅だった
    「茉莉さん。俺茉莉さんが好き。大好きなんです」
    「…とりあえず離れてくれる?」
    と言うと大毅は素直に離れた
    「まずはありがとう。嬉しい。嬉しいけど…」
    「はい。茉莉さんて朝飛さんと付き合ってるんですよね」
    「そう、だから「まだ言わないでください。これから振り向かせてみせますから。覚悟しててくださいね?」
    この時茉莉は少し胸が高鳴った気がした
    だからそれを隠すように言った
    「無理だよ、私達仲いいから。壊すのだけはやめてよね」
    「俺のせいで壊れるならその程度だったってことですよ」
    大毅はそう言って腕を引っ張りおでこにキスをした
    「なっ⁉」
    「危機感ないですねぇ。俺もひとつ下とはいえ男ですからね。今度は口にしちゃいますよ」
    やっぱり胸が高鳴った気がした

    きゅん

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  20. 雨の匂いが漂う教室で亜蓮は溜息をついた
    「あれ?まだいるの?」
    そこへ幼馴染の舞人が来た
    「折り畳み傘忘れたの」
    「入ってく?」
    「通り雨だと思うから止むの待つよ」
    「じゃあ、俺も待つ」
    それから短いが長い沈黙を過ごした
    チャイムが下校時間を告げた
    「…雨止まないね」
    「俺の傘入ってけよ」
    「そうする」
    帰り道もまた短く長い沈黙が続いた
    「あ、雨やんだな」
    雨が止み空は茜色に染まっていた
    「そうだね」
    亜蓮は傘を閉じてからも何も話さない舞人見た
    舞人の顔は夕日のせいか赤くなっていた
    「そんなにじっと見ないでくれる?」
    「えっ?」
    亜蓮は長い間舞人のことを見ていたらしい
    「そんなに見られたら照れるんだけど」
    「ごめん…」
    「俺、亜蓮のこと好きだから。ただでさえ可愛いのに上目遣いで見られたら俺理性がきかなくなるから」
    そう言った舞人の顔はやっぱり赤くて夕日のせいじゃないのかもしれない

    きゅん

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  21. 「今更婚約破棄ってどういうつもりだよ」
    「元々親が決めた政略結婚でしょ」
    「最初はそうだったけど今はお互い惹かれ合ってるじゃん。どうして?」
    「…浮気」
    「…は?俺が浮気?してるわけないだろ」
    「昔女癖悪かったことくらい知ってるわ」
    「それ今関係なくね?俺を信じられないわけ?こんなに想ってんの初めてなのに…」
    「信じてたわよ、でもこの写真‼友達から送られてきたの」
    「え?あー、これ姉だよ」
    「いないでしょ」
    「俺もつい最近知ったんだけど親父の元愛人の娘」
    「は?」
    「だから、その写真の人と俺はただの姉弟。しかもそれ、これ買ってるときだわ、手出して」
    「こう?」
    「そうじゃなくてこう」
    「これって…」

    「婚約指輪」

    「嘘……ごめん…」
    「泣くなよ。本当は誕生日に渡す予定だったけどこんな所でごめんな」
    「ううん、ありがとう」
    「おう」

    彼は涙が溢れて止まらなかった私を優しく抱きしめくれた

    きゅん

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