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  1. 12件ヒットしました

  2. 「飛鳥〜、一緒に帰ろ!」
    「あ、ごめん、今日委員会で残らないといけないから」
    「えー!そんなぁ…」

    落ち込む姿が雨に濡れた子犬そのものだなぁと、ちょっと笑いがこぼれそうになった。

    幼なじみの遥翔はなぜか毎日、放課後になると一緒に帰ろうって言ってくる。

    いや、放課後に限らず休み時間なんかもよく話しかけてくる。

    まぁ話してて楽しいからいいんだけどね。

    「じゃあ飛鳥が終わるまで待ってるから、終わったら教室来てよ!」
    「いいけど…というかなんでそんなに私なんかの事気にかけてくれる訳?幼なじみだからって責任感からなら、全然気にしなくていいんだよ?」

    普段から思ってた事を聞いてみると、急に真剣な眼差しを向けてくる遥翔。

    「…飛鳥のことが好きだから。それ以外に理由なんてないよ」

    …もしかしてこれって、告白?

    その考えが浮かんだ途端、柄にもなく顔が火照ってくるのが分かった。

    きゅん

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  3. 君を見ていると幸せになれる。

    世界の全てがきらきら輝いているみたい。

    だけど、同じくらいどうしようもなく哀しくなる。

    他の女の子と話しているのを見るたび、自分の黒い部分が姿を現す。

    一つの感情で終わらないこと。

    本当の恋って、こういうことなのかな。

    きゅん

    1

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  4. 「ふわぁ」
    昨日課題が終わらずほぼ徹夜だったせいで、今日は朝からあくびが出まくり。
    しかも頭も痛いし。
    昼休みの間ちょっと寝とこうかな。
    そう思って机にうつ伏せると、
    「おーい、美玲」
    ……もう、誰よ?ちょうど今寝ようとしてたのに。
    のろのろ顔を上げると、声の主は光だった。
    キラッキラの王子様スマイルで私の前に立つ。
    「なあ、今度の小テストの範囲って……ん?お前、体調悪い?」
    なんとなく知られたくなかった私はゆるゆると首を振る。
    「そっか。まあ無理すんなよ。お前が頑張ってる事、俺はちゃんと知ってるから」
    そう言うと、私の頭をポンポンと叩いてどこかへ行ってしまった。
    不思議な事に……頭痛までどこかへ行ったしまったような気がした。

    きゅん

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  5. 私、天野真穂。
    今は放課後の教室で、後輩兼彼氏の悠君と勉強してたんだけど……
    いつの間にか悠君は机に突っ伏してお休み中。
    「んん……、」
    あ、起きた。
    ちょっと首を動かして私の方を見ると、
    「真穂先輩、ハグしてください」
    ……すごく急だね。
    「ちょっと待って。もうすぐこの問題終わるから」
    「してくれないんですか。僕、さっき怖い夢見たんです……」
    今にも涙がこぼれ落ちそうになりながら上目遣いしてくる悠君。
    「もう、しょうがないなぁ」
    手を伸ばし、ぎゅっと悠君を抱きしめてあげると、
    「真穂先輩は落ち着きます……」
    ……ほんとに、可愛いなぁ。

    「もう、しょうがないなぁ」
    僕がわがままを言っても、真穂先輩は大体そう言って受け入れてくれる。
    これも、僕が後輩だからだよね。
    同い年が良かったって思うこともあるけど、やっぱり今の関係がいい。
    だから、
    「先輩、大好きです」
    ちゃんと伝えていかなきゃね。

    きゅん

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  6. 日曜日、珍しく駅前まで一人で出かけた私。
    これも、私なりの両親への反抗だ。
    おしゃれな雑貨屋さんをあてもなく巡っていると、
    「あ、夜凪」
    後ろから声をかけられて振り返る。
    「…宮路君か」
    「なんだよその言い方。それにしても、こんなところで何をされてるんですか、お嬢様?」
    「…そんな風に呼ばないで」
    普段ならもっと反論するけれど、今日はそんな気力もない。
    それは宮路君も気づいたらしい。
    「お前、今日は大人しいんだな」
    「まあ、ね」
    わざわざこの人に説明することでもない。
    「まあ言いたくない事を聞く気もないけど」
    そのまま通り過ぎるのかと思うと、
    「お前が噛み付いてこないとなんか俺も調子狂うし。元気出しな」
    すれ違いざまに私の髪をクシャッとしてから、颯爽と去って行く。
    「…ちょっとカッコいいかも」
    彼のおかげでちょっと元気が出たなんて、誰にも言えない。

    きゅん

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  7. 「あ、みおり!またメガネ外してる!」
    「何よ、そんなの私の勝手でしょ?」
    「だーめ!」

    恒例になりつつあるこの会話。
    幼なじみの侑理は、普段メガネ女子の私がメガネを外しているのを見るとすぐ突っかかってくる。

    「だって私、メガネなくても見えてるんだもん」
    「そういうことじゃなくてさ…」


    ほんとに、みおりは自分の可愛さを分かってない。
    メガネを外してたら…僕が、僕だけが昔から知っていたみおりの可愛さが他のヤツにバレてしまう。

    「僕以外の前でメガネ外すの禁止」

    きゅん

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  8. 私、祐希には好きな人がいます。
    今その人と待ち合わせ中なんだけどすっごくドキドキ…
    実は今日は告白したかったから一緒に帰ろうって誘ったんだ。
    あ、来たーーー

    「ごめん、待たせて。掃除でさ。」
    「ううん、こっちこそ急に誘っちゃってごめんね」
    「…」「…」

    どうしよう、緊張して会話が会話が続かない。
    でも、せっかく勇気出して誘ったんだからこのまま告白しちゃおう!

    「あのね、私… 「ちょっと待って」

    急に遮られる。どうして…

    「俺、祐希のことが好きだ。もし良かったら付き合ってください」

    えっ?ほんとに…?

    「お願いします」
    「マジで?やった!」

    嬉しそうでなんかホッとしたけど…
    そうだ、なんで私が告白しようとしたのを遮ったんだろう?
    聞いてみると、

    「なんか好きな女子に好きって言わせるのは男としてどうかなって思ったから」

    カッコいい彼ができて本当に嬉しいです。

    きゅん

    3

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  9. 「美月」
    不意に名前を呼ばれる。

    振り返ってみたら、笑ってるけど少し緊張したような表情の黒島君。
    なんだろう…?

    「はい」
    彼はそう言って小さな箱を差し出した。
    「えっ?」
    びっくりしておそるおそる受け取る。

    「今日、誕生日だよね?おめでとう」
    「うそ…、覚えててくれたの?」
    「忘れるわけないよ笑」
    「ありがとう、嬉しい…。開けてみていい?」
    「どうぞ」
    カパッとフタを開けて現れたのは…

    「…可愛い…」
    三日月のチャームがついた、シルバーの華奢なペンダント。

    「好みとか、よく分からなくて。ごめん」
    「なんで謝るの…?すごく好きなデザインだよ」
    「良かった…。それに今日は一緒に帰る約束してなかったから、会えて良かった。運も美月の誕生日祝ってるんだよ」
    「アハハ、黒島君って時々キザだよね」
    「ひどい…笑 本気なのに」

    そんな彼が大好きです。

    きゅん

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  10. 私、桜木美歩。
    恋なんて無縁な地味女子だったけど、最近一目惚れをしてしまった。
    相手は隣のクラスの中心的存在、森くん。

    ちょうど私と彼は昼ごはんを食べ終えて廊下に出るのが同じくらい。
    そのすれ違う瞬間が一日で一番楽しみ。
    たぶん彼は私の存在さえ知らないと思うけど…。


    隣のクラスに桜木美歩という女子がいる。

    目立つタイプじゃないけれどびっくりするくらい整った顔立ち。
    いつも朝一番に登校して教室をきれいにしている姿。
    放課後図書室で勉強しているときの表情。

    気がつけば話したこともない彼女に惹かれていた。

    でもきっと彼女は俺のことなんて眼中にないだろう…。

    きゅん

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  11. ある日、部活を終えて帰ろうとしていた時のこと。

    「凜」

    幼なじみの秋斗が話しかけてきた。

    「今帰り?途中までだけど一緒に行こう」

    そう言って私の隣に並んだ。

    しばらく他愛もない話をする。

    「凜、今身長何センチ?」
    「確か160だったと思う。秋斗は?」
    「俺175」
    「結構高いね。そういえば、カップルの理想の身長差って15センチなんだって。私たちぴったりじゃん(笑)」

    そう言うと、ちょっと考え込む秋斗。

    「どうしたの?」
    「…凜、俺ら、本当にカップルにならない?」
    「えっ…?」
    「いきなりでごめん。でも俺、凜のことが好きだ。もし良かったら、俺と付き合って下さい」

    このとき顔が熱かったのは夏のせい。

    きゅん

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  12. 最近、部活の後輩に彼女ができた。

    「今日も彼女と帰るのー?」
    「先輩には関係ないですよ笑」

    いつもと同じように話す。
    彼女とのことをからかう。
    それだけでなんでこんなに心が苦しいんだろう?
    あいつには可愛い彼女がいるのに。


    「今日も彼女と帰るのー?」

    よくからかってくる先輩。
    でもからかった後たまにつらそうな表情をしていることに気づいた。
    本人は分かっていないみたいだった。

    先輩がどんな表情をしているのか見ているうちに、先輩に惹かれてしまっていた。
    そんなの…最低だ。


    『だから。』

    『もうこの気持ちは、終わりにする。』

    きゅん

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  13. 私は委員会の会議に行く紗耶と分かれて一人で図書室に来ていた。
    (そういえば、図書室なんて1年生ぶりだなあ)
    目的の本を持って机に座り、パラパラめくっていると…。
    「ひゃっ!」
    急に、誰かの温もりに包まれる。
    (び、びっくりしたあ)
    「だあれだ?」
    ほとんど必死で上を向いて顔を確かめる。
    (あ、分かった!)
    「佐野っちでしょ?」
    「あー、もうバレちゃったのかあ。」
    佐野っちはそう言って机の上の本を覗き込んだ。
    「何これ、『高校生に送る、初恋物語』?」
    「そうそう、すごいキュンとくる話なんだよ!」
    そう言うと、ちょっと不服そうな佐野っち。
    「何よ?」
    「こんなの読まなくったって、俺がキュンとさせてやるから」
    ふいとそっぽを向いたその横顔は耳まで真っ赤になっていた。
    なんだかこっちまで顔が熱くなってきてしまった。

    きゅん

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