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  1. 37件ヒットしました

  2. いつもの琉生の部屋

    いつものゲームをしながら

    「純、俺達付き合わねぇ?」

    唐突に言われたセリフに息が止まるかと思った

    そっと横目に見ると、琉生もチラッと目線を寄越す
    そのまま二人で見つめること数秒、
    琉生の顔が近づいて目蓋が落ちてくるーーー
    から、右手で琉生の口を押さえた

    だって確かめたい
    琉生の気持ちを聞いてない

    ドクドクする心音を隠し、表情を消して問う

    「何故?」

    彼は目を伏せ、小さく息を吐いてからわたしの右手を掴んで口元からずらした
    再び合わせた瞳は熱をはらんでわたしを射ぬく

    心臓が止まったと思った時ーーー

    「お前が好きだから」

    ずっとずっと欲しかった言葉をくれました

    きゅん

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  3. 「さよなら。もう話しかけないでね」
    昨日の彼女のセリフがループする
    俺はキープだって噂を問い詰めたら、あっさり認めやがった

    「だって校内に彼氏いないと恥ずかしいじゃない」
    だからあんたは校内専用だったのーーー

    「あんなに浮かれて…あ~あ、ばっかみてぇ…」

    可愛い顔して男を使い分けるサイテーな女だ!って思うのに息ができない位に苦しくて、涙が溢れてきた…

    「ッヘックション!あ、ごめん」
    「ッ!」
    「あ、お気になさらず」
    「……なんだお前」
    「ヘックション!やあ、花粉症で」
    「知るか!てか、いつから」
    「あなたの来る5分前?」

    最初からじゃねえか、
    ってな、泣いてたの見られた!
    あ~もう、恥ずかし…
    「え?」

    くしゃみ女に髪クシャされてる…
    「本気で好きだったんだね」

    「う、うるせえ…」
    優しい声でばらすなよ、
    涙、とまんねえよ……

    きゅん

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  4. 今日は優紀さんが海外での演奏ツアーから帰ってくる日!
    ヴァレンタイン過ぎたけど、チョコを使ったフルコースを作ってみた

    年に1回の女性から愛を告白する日だもの
    私からも愛してるって伝えたい……

    「はい、絢」
    「えっ?」

    帰宅するなり、目の前に差し出されたバラの花ときれいなリボンで飾られた箱

    「ありがとう?」

    「意味がわからない?」

    「はい」

    「ヴァレンタインは恋人同士が愛を誓い、プレゼントを贈る日なんだ。日本は女性限定だけど」

    「知りませんでした」

    でもとっても嬉しい!

    「私からも。今夜はチョコレートディナーです」

    楽しい食事の後、開いたプレゼントは№5で……

    「今夜はそれを着て、俺を誘惑してね」

    「…モンロー程、色っぽくないですよ?」

    「俺を酔わせるのは絢しかできない」


    それはチョコよりも甘い夜でした♡

    きゅん

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  5. 「璃子、ん」

    「無理!」

    「無理じゃない、璃子の番」

    「……」

    「は~や~く~」

    歯でアレを咥えながら突き出す和也
    これ以上は、く、唇がくっついちゃう!

    「だから歯で咥えてんだろ。取らないと負けだぞ」

    ふざけて始めたポッキーゲーム、いつも生意気な和也を恥ずかしがらせるつもりが~~!

    「…分かった。でも目、閉じて」
    「OK」

    意を決してポッキーを唇ではさみとる
    少しだけ、唇が触れてしまった…
    勢いでポッキー吸い込んじゃったけど、これで、お、終わった…

    「まだだよ」

    ふいに後頭部を押えられ、和也が唇を合わせる
    舌が口内に入ってきて…
    えっええ~~~~~!

    驚き過ぎて固まる私の舌の上からポッキーを奪った和也はにっこり微笑んだ


    「これで俺の勝ち、ね?」

    きゅん

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  6. バレンタインと定期テストが重なり、ギリギリで入った私は雄吾にチョコやプレゼントを渡すどころか、用意もできなかった。ウウッ…

    「…だから何もなくて。ゴメンね」
    「そんなことを気にしてるんですか」
    「だって!」
    「日本の菓子業界が仕掛けたイベントに水樹が振り回されることないんですよ」

    う~優しいこと言ってホントに要らないの?

    「まあ、そんなに気になるなら一つだけ欲しいものがあります?」
    「チョコじゃなくて?」
    「ええ、チョコより甘いものです」
    「?」

    何がほしいのだろう?

    首を傾げる私ににっこり微笑む
    耳元に唇を寄せた彼は

    「水樹が欲しい」
    世界一甘い囁きをくれました♥

    きゅん

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  7. 「早川!」

    こわっ!わたしは全速力で逃げ出した

    「こらっ!廊下を走るな~!」

    無理です!先生の顔が怖すぎて止まれません‼


    ハアハア、この辺まで来れば…
    「捕まえた」
    「ひいいぃぃぃぃ!」

    鬼の顔をした先生に捕まってしまった
    お父さんお母さん、先立つ不幸をお許し下さい……

    「逃げるな。地味に傷つく」
    「だって先生怖いから」
    「お前がバレンタインチョコくれないからだろう」

    は?チョコ?なんで?
    「学校で禁止ですから」
    「何!」
    「先生なのに知らなかったんですか?それ以前に二人のことがバレたらまずいでしょ、っって、グエ!」

    何で抱き締めるの!

    「俺は嬉しい‼お前が俺のことそんなに心配してくれるなんて!愛だな♥」

    …この人どこまでもポジティブだな!

    「明日のデートでチョコあげますから」
    「うん、楽しみにまってる!愛してるよ!」


    だからキスマークつけるな~!!

    きゅん

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  8. 「何かいつもより騒がしくないか?」
    「何言ってんすか、今日バレンタインですよ!?」
    そっか、もうそんな時期か…
    まあ、今年は受験だしな、無理だろうな

    「はあ…」
    ため息が止まらねェのは今日だけじゃない
    彼女と全然会えない、彼女が足りない…

    「亮二さんはいいでしょうけど、俺達は今日いいトコ魅せねえと。ってことで、手加減してください!」
    「よしよし、今日もみっちり鍛えてやるからな💢」
    「えっ?」
    「まずはバスケ部伝統!地獄の1000本シュート!」
    「ちょっ、亮二さん、なんで~?(泣)」

    ……その日、練習が終るまでコートに立っていたのは亮二だけだったーーー

    だが彼は知らない、このあと校門前で待っていた彼女にチョコを手渡され、部員全員からオカエシをもらうことを……

    きゅん

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  9. あ~あ、せっかく作ったのに、渡せないなんて
    手の中にはキレイにラッピングされた手作りのチョコ

    「もう、卒業式まで会えないのに」
    3年分の思い、伝えるんだって決めたのに

    「もお~やけ食いしてやる!」
    近くの席に力なくストンと掛けた時、

    「あれ、羽澄何してんの?」
    「えっ!何でいんの?!」

    アタフタしてる間にアイツが教室に入って来た

    「そこ、俺の席だし。って、それチョコ?」

    じっと見られて顔があげられなくなった

    「あ、あの…」「なあ、」
    か、被った!

    「な、何?」
    「…それ、ひょっとして俺あて?」
    あたしは固まって何も言えなくなる

    「…何てな。お前が俺にくれる訳ないか」
    アイツはそう言ってくるりと背中を向けた
    そのまま出口へと歩き出す

    あ~もう、当たって砕けろ!!

    「待って、久我君!」

    チョコを胸に抱え、あたしは立ち上がった

    がんばれ、あたし!!

    きゅん

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  10. わたしの身長は155㎝、先生は185㎝

    話しかけるにもいちいち見上げるのは首が疲れる……

    ので、つい上目遣いに見ていたらーーー

    「!」

    いきなり腕を掴まれ、空き教室へ……

    「ちょっ、早く教室戻らなきゃ…」

    「だったらそんなに煽るな!」

    「あ、煽ってなんか……」

    ドンッ!

    「その上目遣いは十分煽ってるだろ……」

    掠れる声に恐る恐る目をあげると、ほんのり上気して赤い先生の顔

    思わずまじまじと見つめてたら、先生の顔が怒ったように険しくなって

    「!ったく」

    「えっ?……んン」

    かみつくようなキス、されました……

    きゅん

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  11. 「お願いいたします」

    「はい、確かにお預かりします」

    『なぜ、こうなった……』

    目の前で、母と先生が挨拶してる
    今朝、何故か家に先生が来て、わたしを初詣に誘いにきたのだ

    「先生、あのう……」

    「じゃ、行きましょうか」

    「行ってらっしゃ~い❤」

    能天気に送り出す母も母だが、全く動じない先生に驚き過ぎて一緒に歩き出す……

    イヤイヤ、しっかりしろ、わたし!

    「なんで来たんですか?」

    「初詣一緒に行きたくてな」

    「わたし何も聞かれてませんが」

    「聞いてないからな」

    「……いきなり実家来ないでください」

    「…誘っても逃げるだろ」

    確かにここ何日か、避けまくってた

    「先生がくっついてくるから…」

    「くっつきたいんだ」

    はあ?

    「ギュッてしていいか?」

    ええ!「イヤです」

    「逃がさないよ」

    気がつくと、先生の腕の中で……

    どうしよう嫌じゃない、かも///

    きゅん

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  12. 音楽の特別講師に優紀さんが来た

    演奏はラフマニノフとショパン
    むずかしい超絶技巧の曲でも、優紀さんの繊細な指使いでまるで口説かれてるような妖艶さが漂う

    生徒どころか先生達もうっとりだ

    正直、ちょっと妬ける
    でもそんなこと言えないし

    嫉妬混じりの上目遣いで見ていると、優紀さんと目があった

    気のせい?
    ……ううん、ずっと視線が外れない
    優紀さん、わたしをじっと見てる

    手もと見ないで大丈夫?

    と、優紀さんが目を細め、優しい笑みを浮かべた
    後ろでバタバタと音がして振り向くと……わたしの後ろの人が何人か倒れていた

    免疫ない人はそうなるよね…

    演奏が終わり、拍手を浴びながら一礼
    アンコールがかかる

    「ではアンコールに御応えしてサティの『あなたがほしい』を」

    あれ、またわたしを見てる…

    「愛する妻に捧げます」

    ……もう////、授業中ですから‼

    きゅん

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  13. 「璃子!」

    「内海先輩でしょ!」

    「いーじゃん、俺のが背高いし」

    「身長関係ない‼」

    「アハハ。いーから音頼む」

    何がいーから、よ…
    そう思いつつスマホのスピーカーボタンを押す

    流れ出す流行りのPOPミュージックに合わせ、ダンスをする和也

    はあ、今日もカッコいい!
    みんなにも見てもらいたいのに、和也は観客はわたし一人でいいと言う

    もったいない、こんなにステキなのに…

    でも年明けのイベント出演の練習だから、あまり知られてはいけないそう

    実は和也はタレントの卵
    だから笑顔とか、ハンパなくって…内緒だけど、わたしはすでに彼に堕ちている

    ちょっと苦しいけど、今を大切にしたいからこの気持ちは言わない

    「お疲れ様、今日もよかったよ」

    「サンキュー!璃子が視てると俺に夢中にさせたくなるから、気合い入るからかな」

    「えっ」

    「あ、……」和也が頬を赤くした
    ねえ、もしかして……

    きゅん

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  14. 亮二と二人、初詣に神社へ来た
    すごい行列……時間かかりそうだな

    「亮二、何お願いする?」

    「えっ、内緒だよ」

    「えー教えて?」

    「言ったら叶わないだろ」

    なんてやり取りをしながら少しずつ前へ進む
    あと少しでお参りできるってところで

    「あ~、亮二~❤」

    げっ、マネージャーに見つかった!

    「芳美、こっち!」

    「えっええー!?」

    突然手を引かれ、人波を避けつつ走り出す
    後ろから「あ、ちょっと~、亮二~」
    マネの声が聞こえたけど、ダッシュで逃げる亮二とわたし

    「ハアッ、ハア…ここまでくればもう諦めただろ」
    神社からかなり離れた公園まで来たから、わたしは息が上がって話せない

    「芳美、大丈夫?」
    亮二の心配そうな声に顔をあげると、わたしの後ろの壁に手をつき、下から覗きこんでくる

    「!」ち、近い~!!
    恥ずかしくて思わず目を閉じた時、息を呑む音がして……数秒後……唇が重なった

    きゅん

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  15. 「おい……おい!」

    「ん……なにって、きゃああああ~!」

    お昼食べたら、ポカポカの小春日和につい寝てしまった

    「うるさいなあ」

    「だ、だ、誰?」

    「あんたこそ、誰?」

    「……」

    「ま、いいや。ちょっと観客になって」

    「はあ?」

    「これからパフォーマンスするからさ」

    そう言って歌いながらダンスする彼がかっこ良すぎて、つい見惚れてた

    「っすっご~い!すごい、すごい‼」

    「ッハア、ハア、ハア……サンキュ❤」

    急にウィンクされて、ドキッとした

    「また、見に来てよ」

    「い、いいの?」

    「うん、観客いる方が気合い入るし」

    「ほんと!?絶対来る!」

    これがわたし、内海璃子(うつみりこ)と和也(かずや)の初めての出逢いだった……

    きゅん

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  16. 「……で、なんの用だ?」
    先生の冷めた声が頭上から響く

    わたしは目線を彼のマフラーの端に止め、今日こそ言おうとした抗議を頭の中で繰り返す

    わたしにばかり雑用を言いつけたり、難しい問題を当てたり…
    理不尽な扱いをされれば、嫌いな数学がもっとイヤになるってもんだ

    「用がなければ行くぞ」
    そう言って歩き出そうとするから、慌てて進路を塞ぐように壁に手をついた

    勇気を出して文句を言おうと顔をあげ、息を呑む

    だって……先生が耳まで赤くなってわたしを見下ろしていたから

    「……これは、壁ドンというやつか?」

    「先生?」

    「学校で積極的にこられても、困るだろ!」

    ……はい?

    「教師だから懸命に気持ちを抑えてるのに。
    でもお前がそんな積極的なら……」

    「え~と……」
    何か流れが怪しいですけど

    「早川、好きだ!もう我慢しないからな」

    う、嘘でしょ~!?

    きゅん

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  17. 「ん?…」

    「ごめん。起こした?」

    「…優紀さん?」

    「まだ寝てていいよ。朝御飯できたらおいで」

    チュッと額にキスして優しい笑みをくれる旦那様。
    結婚してもこんな風にわたしを甘やかしてくれる。

    今日はお休みなのに、いつも通り朝食を用意しようとするけれど……

    わたしはもう少し一緒にいて欲しくて、寝室を出ようとする優紀さんに後ろからギュッと抱きついた。

    「っあ、絢?どうしたの?」

    「もう少しこうしてあっためて?」

    「!」

    「キャッ!!」

    とたんにベッドに逆戻りして組み敷かれた。

    「ゆ、優紀さん?」

    「そんなかわいいおねだり、いつ覚えたの?」

    「えっと…」

    「煽ったのは君だよ。ブランチまで離さないからね」

    きゅん

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  18. 「水樹さん、また恋愛小説ですか」

    「うん、新刊入ったの!」

    「…ああ、S彼に意地悪されてはまっちゃう女の子の話ですね」

    「そ、そんな身も蓋もない……」

    「水樹さんは虐められるの、好きですからね」

    「そ、そんなことありません!」

    「じゃ、証明してあげます」

    いやいや、ニッコリ微笑まれても!!
    あ、だから眼鏡取らないで~
    そんなことしなくても……

    わたしは雄吾の髪をクシャとさせてなでなでした。

    「水樹?」

    「意地悪な雄吾も優しい雄吾もどっちも好きだからね」

    「……」

    アレ?雄吾が目を見開いて固まっている。
    初めて見たかも。

    「雄吾?」

    「ッお仕置きです!」

    「えっえっえっ、ちょっと、ゆ、雄吾~!」


    叫ぶわたしの腕を引き、図書室を飛び出す雄吾の耳とうなじは、真っ赤に染まっていた……

    きゅん

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  19. X'masは塾で集中講座という名の合宿だった……
    泊まり込みで勉強とか!もう、信じらんない~

    だからこっそりバスケ部の練習を見に来ちゃった❤

    亮二、がんばってるかな~?
    あ、いたいた……って、何あれ!
    なんでまたあのマネ、亮二にベタベタしてんの?!

    会いたいのはわたしだけとか(笑)
    何か疲れ倍増した、帰ろ……

    「芳美?」
    やたら世話をやこうとするマネにウンザリして顔を上げたら、非常口に芳美がいた
    え、ちょっと待って……

    「芳美!」
    半分涙目で歩いていると後ろから亮二の声
    振り向くと同時に腕を引かれーーー
    次の瞬間、彼の腕の中に閉じ込められた

    「…久し振り」「うん」
    シチュエーションに全く合わない台詞に笑みが零れるのも亮二の真っ赤な顔が見えたから

    「もう練習終わるから待ってて?一緒に帰ろ」
    「っうん!」

    きゅん

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  20. つまんない……

    受験生にはクリスマスもお正月もない!って塾の先生が言った

    そんな~!せっかく亮二とカレカノになって初めてのクリスマスなのに!!

    ブツブツ呟きながら塾で遅くなった帰り道を急ぐ

    タッタッタッ……

    後ろから走って近づいてくる足音
    そう言えば、最近この辺で出たって…!

    怖くて自然、早足になる

    タッタッタッタッタッ
    足音がスピードアップした!

    やだ、怖い!

    走り出そうとして、後ろからギュッと抱き締められた

    「ヤダヤダ、亮二~!」
    「おっ、わわっ、よ、芳美!?俺だよ?」
    「えっ!亮二?」

    よかった~

    「驚かせたね。ランニング中に芳美を見つけて、つい……って、あああ、ごめん!」

    パッと離れる亮二。今までずっと後ろから抱き締められたままだった

    当然、わたしの顔は真っ赤。でも……

    「いいよ、亮二なら」

    「!」

    一瞬の後、再び彼の胸に抱かれた…

    きゅん

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  21. 私たち3年は今日で引退する
    最後の対抗戦、負けられない!

    大学に行けばもうこんなにバレーに打ち込むことはない

    だから、悔いのない試合をしたい
    バレーへの思いの全てをこの一球にかけるんだ!

    なのに……

    「夏帆!?」「せ、先生~!」

    ブロックに思いっきり飛んだ時、バランスを崩して着地に失敗した
    すぐ起き上がろうとしたけど

    「っつ!」足、ひねっちゃった……

    周りにチームメイトが集まってくる
    早く、コート出なきゃって思うけど、動けない……

    「夏帆、掴まれ!」

    ふいに視界が高くなり、大翔の声が聞こえた
    えっ?お、お姫様抱っこされてる!!!!

    「ちょっ、た、大翔!?」

    「走るから黙ってろ!舌かむぞ」

    大翔は夏帆を抱きかかえたまま、颯爽と走り去る

    「「「キャーーーーーーーー!!!」」」

    黄色い悲鳴が体育館中に響き渡ったーーー

    きゅん

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