ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 😎「電話しよ?」

    「うん。」
    ─電話中─

    「電話するの久しぶりだね。」

    「そうだな。」

    「私たち、もう結構付き合ってるね。」

    「あぁ。喧嘩も多いけど、一緒にいて楽しいよ。」

    「別れよ、って何回も言ったね。」

    「本気で別れそうになった時は、終わったと思ったよ。泣きそうだったんだからな。」

    「ごめんね。でも、あなたと付き合ってよかったって思ってるよ。」

    「俺も。」

    「…質問なんだけどさ、あなたにとって私はどんな存在なの?」

    「んー、そうだなー。…大切な人。」

    それからしばらく話して電話を切った。

    ─トーク─

    「声聞けてよかった。」

    😎「俺も。夜遅いからもう寝な?」

    「うん、そーする。…あのさ、いつもごめんね。あと、ありがと。」

    😎「こちらこそ。これからもよろしくな。」

    「うん。大好きだよ。」

    😎「俺も。おやすみ。」

    「おやすみ。私の大切な人。」

    きゅん

    11

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  3. 「今日は記念日だな。」

    1年前にこの先輩と付き合った。

    「おめでとうごさいます、先輩!」

    「お前もな。」

    そう言って、先輩は私の頭を優しく撫でる。
    私は切なくなった。

    「もうすぐ、卒業ですね…」

    そう。あと3ヶ月もすれば、先輩は卒業してしまう。

    「あぁ、そうだな。お前と離れるのは寂しいよ。」

    その言葉はとても意外だった。

    「先輩ってそんなに私の事好きでしたっけ…?告白も私からだったし、そんな素振り見せなかったじゃないですか。」

    私はいたずらっぽく聞いてみた。
    すると、先輩は顔を赤くして言う。

    「俺がどれだけ我慢してると思ってんだよ…」

    「え…?」

    「本当はお前がほかの男と話してるの見るだけでも、そいつのこと殺したくなるんだよ!」

    初めて見せた先輩の素顔。
    私は、嬉しくて泣いた。

    「…泣くのは俺の前だけな。」

    そう言って、私を抱き寄せる先輩の匂いは優しかった。

    きゅん

    21

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  4. 「日誌、教務室に置いてくるから待っててね。」

    「おう…」

    「大丈夫。すぐ戻ってくるから。」

    そう言って教室を出る。
    彼は、寂しそうな顔をして私を見ていた。

    走って教室に戻ってくると、彼は外を眺めていた。
    大きく開いた窓、揺れるカーテン、淡いオレンジ色。そして、かすかに感じる秋の匂い。

    そんな景色でより引き立つ彼は触れることが出来ないほど儚いように感じる。

    「…あ、おかえり。」

    優しく微笑む彼。
    私はこの笑顔に弱い。

    「じゃあ、ここおいで。」

    そう言って、彼は膝をぽんぽんと叩く。
    その言葉は私を甘えさせた。

    無意識に伸びていた手は彼に引かれて、私は彼の膝の上にいた。

    彼の腕は私を包み込み、温もりが伝わる。
    その熱を感じながら私はそっと、

    「好きだよ。」

    窓の外から聞こえる笑い声にのせた。

    「俺も、好きだよ。」

    耳元で聞こえるその声で、私の体温は上がっていく。

    きゅん

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