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  2. 「大好きだよ」

    まさかの返答に、私は瞬きをするのを忘れ、秋人さんの顔を凝視した。

    幅広い二重まぶたが痙攣し、今にも泣きだしそうな声で、懇願するように、

    「雪が大好き。好き。大好き」

    と続ける。

    まるで不貞腐れていた子供が諦め、事実を認めるように、同じ言葉を何度も何度も繰り返した。

    「わ、わかりました。 もう大丈夫です 」

    直接的な好意の伝え方に、私は戸惑った。

    人の意思を否定する癖は治ったが、それ以上の進歩はまだない。こういう場合はどう言えばいいのか、

    千冬さんに聞いておけばよかったと後悔した。

    「雪が大好きで、大好きだからこそ、他の人を選ぶのなら殺してしまおうかと思った 」


    「……え? 」


    「それは流石に冗談。でも死んでしまえばいいって思った。他人を選ぶ雪を勝手に許せないって思って、勝手に裏切られたって思ってた。」

    溢れ出た涙を必死に拭う秋人さんは、まるで…

    きゅん

    2

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  3. 先に好きになったのは私です。

    初めて口を滑らしそうになったのは、先輩が悲しそうな顔をしていたからだ。

    「好きな人のお願いなら、なんでも聞ける気がします。」

    「そっかー…。ゆみちゃんの好きな人は幸せだな… 」

    優しい声色で私の名前を呼ぶ先輩が、とんでもない地雷を置いてきた。

    先輩は気づいているのか、いないのか

    そんなことはどうでもいい。

    友達の彼氏に告白なんてできるわけがない

    先輩との何気ない会話は、私の唯一幸せを感じられる時間だった。

    「じゃあさ、好きな人が噛んだガム食べてって言ったら食べられる? 」

    急な挑発的な言い方に、プライドの高い私は反応する。

    あなたが噛んだガムなら…

    「余裕で食べられますね、」

    私は嘲笑うかのように言った。

    先輩は艶やかに笑うと、自分の薄い唇を長い指で指し、綺麗な顔で


    「じゃあ、食べる? 」

    と意地悪く笑った

    きゅん

    2

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