ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 私は今日、一目惚れした先輩に告白して振られた。



    先輩の前で泣くのは我慢したけど、いなくなった今、涙が止まらない。



    ……場所、移動しよう。



    今は授業中だから、誰もいない図書室に。




    図書室に入ると、隅の方の太陽の光がよく当たる、机と椅子があるスペースに行った。




    椅子に座って、先輩を想って泣いていると、



    「なんで泣いてるの?」



    突然、後ろから声が聞こえた。




    「何か嫌な事でもあった?」



    目の前にいるのは王子様のような男の人。



    「……振られました」


    彼の不思議な雰囲気におされて、つい答えてしまう。



    「そっか。……じゃあ、慰めてあげる」



    彼は私に近づいてきて、



    ──私の唇を奪った。



    「……え?」



    「またここにおいで。そうしたら俺が慰めてあげるから」



    そう言った彼の瞳が、すごく綺麗だと思った。

    きゅん

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  3. 「質問です!今日は何日でしょーか?」


    「んー……2月14日だけど」


    「正解!だからチョコあげるね!はい、どーぞ!」



    ……そう。今日は何を隠そう2月14日。

    つまり、バレンタインデー当日。



    目の前で繰り広げられる会話に私は参加していない。


    学年でも可愛いと噂されてる女子と、学校一イケメンと騒がれている男子の会話だ。



    ……一応彼女なんだけどなぁ、私。


    可愛い女子と仲良さげに話してるアイツの。



    女子が差し出すチョコに目をやる。


    普通に美味しそうだから受け取るよね。


    ………むかつく。



    「………悪いんだけど、それ貰えねぇわ」


    「え………どうして?」


    「俺さ、後ろにいるやつのチョコしか貰いたくないんだよね」


    そう言うと、アイツは私の前に来て、


    「俺、お前からのチョコ待ってんだけど?」


    甘すぎる声で、そう囁いたんだ。

    きゅん

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  4. 2月14日 1年の中で一番甘い日で有名なバレンタインにあたしは一人で下駄箱に立っている。
    ──彼氏は、いる。
    なぜ彼氏がいるのに一人だというと…
    あたしの彼氏は学園の王子様で、ものすごくモテる。そんな彼氏を女子達が放っておくわけはなく、彼氏は沢山のチョコを貰っていた。あたしがいるのに、ね?放課後になった今でも、彼氏は女子に呼び出されていた。先に帰ろうかと思ったけど、なんだか気が引けたので下駄箱で待っていたのだ。

    「わりぃ、待った?」
    彼氏の声が聞こえた。
    「うん」
    彼氏を見ると段ボールを抱えている。その中にはチョコがあった。
    「沢山あるね」
    「だろ?重たくてしょーがねぇよ」
    「頑張れ」
    「なぁなぁ、妬かないの?」
    ストレートに聞いてくる。
    「何で?」
    「だってこんなに貰ってるじゃん」
    「自覚あるんだ…」
    「で?」
    「妬かないわけ…ないじゃん」
    「可愛いー!照れてんの?」
    「……うるさい」

    きゅん

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