ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 明日は先輩の卒業式───

    今年度生徒会長の俺は、代表で言う『送る言葉』を放課後の体育館で練習する。

    もぅ座席や赤絨毯の準備が終わって、誰も残ってない。マイクも入ってない。明日で先輩に会えるのも最後。

    スゥーハァー…俺は深呼吸して…。
    「3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
    在校生を代表しまして、お礼の言葉を述べさせてぃ…」

    お礼の言葉を言い連ねる……明日は…。

    スゥーハァー…。
    「3年1組!朝倉苺花先輩!!先輩から貰った義理チョコ!まだ食ってません!…だからコレは、お返しじゃないです…そうじゃないんです…好きなんです…」
    空の体育館に、俺の声が虚しく響く。

    先輩は前年度の副会長。
    色々相談出来ると思って…接点が欲しくて俺は生徒会長になった。

    「苺花先輩!俺と付き合って下さい!」
    なんて叫んでみる。ハハハッ…言えるかんな事!コンニャロー!!








    「…はい」

    きゅん

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  3. 「やっぱココに居た」
    俺の幼馴染は、告白して…フラレた…。去年迄は居なかった「彼女に他からは受け取らないと約束をしたから…」と断られたらしい。

    音もなく涙を流しながら、あげるはずのチョコをバリバリ噛ってるお前…。

    「ちゃんと玉砕出来たんだ…」
    無言のままコクりと頷くお前の泣き顔を引き寄せ…キスをした。息が続く限り離さずに…涙とチョコが混ざった、しょっぱいチョコを味わった。

    「ハァなっなにすんの!?」
    「ん?俺の分のチョコいただきました」
    「はあ!?さっきあげたじゃん」
    「あぁ貰ったわ悪い悪いハハハッ」
    「バッカじゃない!」

    「バカでいいわ…お前が泣き止むなら…ナンテなハハハッ」
    俺のモンにしたいとか、そんなんじゃないけど…。
    「お前が悲しいと俺も悲しいから…あんま泣くな…またキスするゾ」
    「ほんとバカ」
    やっと笑顔を見せてくれた。俺はお前を抱き締めた。やっぱ俺のモンにしたいかも。

    きゅん

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  4. 「目開いてんのか?そこ階段あるぞ」
    「せ!先輩!? おっおはようございます」
    「フフン ぉはよ」
    そう言って先輩は、私の頭を適当に撫でて横を通りすぎていく。

    キャー!先輩が話しかけてくれたぁ!挨拶も交わしちゃったぁ!!今日は朝から超ラッキー!

    私は階段を駆け上がった。

    今日はスカート短めにして良かった!だって先輩の前では可愛く居たいし!!

    振り向いたら、まだ先輩はソコに居て満面の笑みで私を見上げて、右手の親指をこちらに向けた。「いいね」って言いながら。

    「キャー!!」
    私は教室まで走って逃げた。

    きゅん

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