金魚玉の壊しかたのレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2010/06/27 00:33
投稿者: 白石桃花 さん
感動です、、、

『金魚玉の金魚はやがて死ぬ』 キラキラした恋だからこそ キレイなまま愛でておきたい。 作りモノの中では長くいれない。 綺麗で鮮やかで だからこそ儚く切ない、、、 江戸時代に生きた亜鳥の 苦しく美しい恋物語。 亜鳥の可愛さにやられまくりでした、、、(//∀//) 時代の背景がわからなくても、 歴史が苦手でも大丈夫です!(笑) 気がついたら江戸の世界に引き込まれる綺麗な情景描写に、繊細な心理描写で導花線さんワールドに突入できます、、、 最後は泣くしかない、、、(;O;) ぜひ読んでみてください♪

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★★★★★
2010/05/13 16:09
投稿者: bikke さん
己の心に忠実であれ

武士の時代のお話です ひとたび武家に生まれたならば 縁とか人情とか愛よりも 家柄とか恩とか忠義が勝っていた時代 庶民の暮らしはどうかと言うと 迷信や掟や階級にしばられ 人は自分の生まれを由として 己の本当を見捨てていた時代 このお話の主人公亜鳥は 武家の家に生まれながら 己の本当を見定めようとした女です 物事を見たままにとらえ その本質を捉えようとした女です 家柄とか恩とか忠義よりも 人との縁とか人情に惹かれ 自分の心に忠実に愛を選択した女です 彼女を見ていると 自分の枠を決め 女らしくとか、いい人らしくとか、親らしくなどと 自分の本当の姿、 欲望を押さえている自分と重なり考えさせられました 己の心に忠実であれ それを貫く強さをもて 一本筋の通った 彼女の声が、何処からか聞こえてくる気がします

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★★★★★
2010/05/13 14:26
投稿者: うまの さん
遊水、かっこよすぎます!!!

没落した武家のお嬢様「亜鳥」がある日出会ったのは金髪、碧の瞳の不思議な男「遊水」だった。 お互いの素性を知らずに惹かれあう2人。 けれども亜鳥はいずれ家を救うために名のある家へと嫁がなければならない身だった。 叶うことはない恋と知りつつ、止められない想い。 しかしある時、亜鳥はついに結婚しなくてはならなくなり、、、。 江戸時代を舞台にしたラブストーリー。 本編に対する外伝だが、これ単体でも充分に楽しめる一本です。 遊水様のかっこよさに骨まで溶かされること間違いなし!! 本編を読んでいる読者には嬉しい仕掛けも隠されていて、 あっと驚く事実が、、、!! 単体で充分楽しめるのですが、私としては本編と平行して読んで欲しいです! 導花線さんの罠にかかって驚いてください!!

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