夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく (汐見 夏衛/著)レビュー

★★★★★

ネタバレ

夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く

主人公は私とすべてが重なったーー。
優等生を貫いて、笑いたくもないのに口角を必死に上げて、目を細めて。ほんとうの自分は隠し通して。一番いい方法だって思っていた。

青磁のひとつひとつの言葉が痛いほど痛いほど伝わってきました。まるで自分を向けられている言葉だと思ってしまうほどに。
茜が絵を見て泣いたところ、すべてを吐き出したところ、青磁が茜を笑わせるところ、そしてほんとうの想い。絵に込められた想い。
タイトルの意味を知った時、静かに涙を流し、ぎゅうっと本を抱きしめました。

読後は優しい気持ちになります。
つらくなったら苦しくなったら空を見上げよう。
"大丈夫だよ"って優しく心に寄り添ってくれるこの物語を思い出そう。
また明日から自分らしくがんばろうって心から思いました。

ーー大好きです。
ずっと心に残る物語です。

結星そらか
(2020/02/07/14:16)