馳月基矢さんのレビュー

青と口笛に寄せられて
柴本 奏/著

★★★★★

雪原の白に映える、空の青、あなたの瞳の青

北海道、紋別の雪原で出会った青い目の人は、犬ゾリを駆る。
優しい口笛を吹きながら、まるで一陣の風のように。

東京で衝撃的な失恋をし、最悪な形で仕事も辞め、北海道へ傷心旅行にやって来た深雪は、お世話になった民宿にそのまま住み込みで働くことを決める。
先輩として深雪に仕事を叩き込むのは、青い目をしたイケメンの啓。
北海道弁バリバリで口が悪く、愛想も悪く……でも優しい啓に、深雪は惹かれていく。

仕事、家族、恋。
悩みながらも頑張る深雪の姿に元気をもらえる作品。
もふもふの犬たちがまたかわいい。

そいとね、地元愛にあふれる小説は、ざまん大好きばい。
九州の離島民けん、北海道、憧るっとです。

馳月基矢
(2019/03/01/22:08)