幼なじみのフキゲンなかくしごと (柊乃/著)レビュー

★★★★★

ネタバレ

苦しいほど愛おしい両片想い

『お前のこと、ずっと前から嫌いだった』

一途に瑞季くんを思い続けるあさひの気持ちが、あまりに鮮明で思わず泣けて来てしまう。傷つけられても抜け出せなくて、諦めたくても諦められない、それが恋。

漂う妖艶さと、苦しいほどの恋の痛み。ふたりの痛みがきちんと伝わってくる。だからこそ、こっちまで胸を締め付けられるんだろう。今までの作者さまの作品とは一味違った空気を感じました。

ーー「忘れないでね、俺のこと」

素直になれない瑞季くんの秘密を知ったとき、涙が出るのは間違いありません。苦しいほど愛おしい両片想い。是非、御一読ください。

野々原 苺
(2018/04/01/23:50)