晴虹さんのレビュー

ネイビーブルーのお姫様
夢雨/著

★★★★★

ネタバレ

ネイビーブルーのお姫様

このお話はただ純粋に人を好きになって、なったからこそ、苦しむようなそんな物語。
でも、とてもじゃないけど私の言語力ではうまくこの物語を言い表せないです。

苦しくて、溺れるような恋。
最愛だと信じた相手。

表紙にも本編にも出てくる「きみがいれば世界は完全だったの」この言葉が栞ちゃんの心を言い表すことにぴったりで胸がズキズキしましたが、

読み終えてみれば未完成な世界で出会えた人こそが、栞ちゃんの世界をきれいな藍色に染め直してくれるラストピースだったのかもしれませんね。

とにかく物語の彼女たちが全力で傷つきながらもだれかを愛し続けていたのが、読んでいてすごく痛々しいのに暖かかったです。

『姉弟』『決別』

難しいテーマだと思います!それをこれほどまでに美しく残酷に書けるのは作者さまの才能なんだと改めて大好きになりました!

みなさまもぜひ、一読を。

晴虹
(2014/10/10/10:30)