ハナウタのレビュー一覧
5.0
ひとは一人では生きていけない それはひとが人間だから ひとは人と人との間で生きていく その関係が 時に、優しく 時に、苦しく 時に、楽しく 時に、わずらわしく わたし達を苦しめる 感じた気持ちを 素直にあらわせたら どんなに楽かな と思う ひとは どうしても 自分を守ろうと 自分を繕ってしまうものだから ねぇ そんな気持ち 言葉にして表せないなら せめて ハナウタでも歌おうよ 青い空にむけてさ 一人で鼻歌歌って、 なんか頑張れるかな って、 そんな気持ちにさせてくれる 素敵な作品です ちなみにわたしの鼻歌は 「星に願いを」です
カヤの見たもの カヤに触れたもの その心 忘れがたい、心に引っかかって離れない、ハナウタのように この果てしなく途方もない世の中で、 生きていく答を見た気がした。 『ハナウタ』 逸品。
何度も、何度も読み返したくなる大切な物語。 強くて、脆くて、醜くて、美しくて、そんな感情を抱えて、彼女たちは物語の中で『生きている』。 彼女の、彼らの息遣いを感じてほしい。 とても素敵な、人間の物語です。
この本にたどり着いたのは、たった一件のレビューを見たからでした。 そしてこのレビューは、私にとって初めてのレビューです。 今まで数多く読んできたどのケータイ小説よりも、面白く、深く、感動し、最後には、涙が溢れました。止まることなく、最後まで一気に読みました。 カヤの気持ちは、よく分かります。私も、そういう部分を持っているから。けどカヤは、私よりもっと優しく、もっと脆く、もっと美しい。カヤの心の中、深い深い所にたたえられたその気持ちを、私は知りたい。 だから、何度も、読み返します。 あなたにとっても、大切な作品になること間違いナシです。 ぜひ、読んで下さい。 泣きたいのに泣けなくて、でもやっと泣くことができた。そんな感覚に、きっとあなたも、陥るはずです。
何度も何度も読み返し、ようやくレビューを書かせて頂きました。 それと言うのも、読後感が凄まじく、言葉ではうまく表現できなかったからです。 何気ない日常をちょっと繊細にそして冷静に見てみるのも大切。 でも、それだけじゃないからこそ素晴らしい。 丁寧に書かれた文章で、伝えられるﾒｯｾｰｼﾞをあなたにも。 普段、感じられない小さな幸せを、きっとこの作品は教えてくれますよ。
派手さはない。だからこそ良い。 静かに染みてくる言葉と気持ちがなんて心地よく、せつないのでしょう。 不器用だからこそ 全てが綺麗じゃないからこそ 人は人であり だからこそ愛しい…… そう思える作品 かなり良作です。