とろけるチョコをあなたにのレビュー一覧
ひた隠ししている想いをチョコの甘さに託して、熱い気持ちはウィスキーに見立てて。 ほろ酔うその頬がまるで自分への恋の火照りならいいのにと、心のどこかで思いながら。 そんないじらしい男の子の姿に、ちょっと酔いしれてみませんか?
ゆっくり慎重に溶かすのは 冷めない気持ちとチョコレート 大切だから、贈りたい 大事だから、伝えたい だけどそれはきっと、口にはできない。 こっそりと、その想いが溢れてしまわないように だけど溶けてなくなることは決してないその気持ちを 甘いチョコレートに溶かして混ぜて隠して 笑ってその背中を押す。 彼女への想いを確かめながら 募る想いは決して甘くはない。 ガンバル女の子 見守る男の子 バレンタインというその1日は 伝えるだけじゃんくて 気持ちを贈るだけじゃなくて 恋していることを、改めて実感する日 そんな風に思えました。 甘いだけじゃなくて、 カンタンに溶けてしまう想いじゃなくて。 ほろ苦く熱く 精一杯の気持ちが詰まったとろけるチョコ。 あなたも堪能してみませんか? ぜひ、ご一読。
ほんとうに、ほんとうに大好きだけれども きっと入る隙はない二人の世界 だけどせめて好きではいさせてくれ―― チョコレートが嫌いな人にそうそうお目にかかったことがない。 だからこそバレンタイン、あちらこちらでチョコの香りがする。 恋人の為に作ったこともないチョコを作ろうとする絵里と その想いを遂げさせてやろうと一緒にチョコを作る陣 きっと本音は自分が一番欲しいけれど 今はただ愛しい気持ちを持ち続けるだけ ときにコミカルに描かれるバレンタイン でもきっと最後に胸に残るのは、ほのかに甘い優しい香り
少し世間から(思考が)ずれたお嬢様、絵理 そんな絵里に執事として仕える陣。 そんな中、季節が巡って訪れたのは…「バレンタイン」 「バレンタインとは?」 そんな想いから始まる二人のチョコレート作り 相変わらずテンポよく進むキャラとストーリー そして思わず笑ってしまう会話。 だけどその中で抱くそれぞれの不器用なりにまっすぐな想い。 我慢していた想いは チョコレートの様に溶けてゆく。 熱く甘く。そして面白く? 前作『純愛バトラー』を呼んでいなくても、十分楽しめる作品です 是非ご一読を。