「……ぎ、緊張じだ……」



舞台から無事生還したあたし。


もう、死ぬかと思った。




「お疲れ様。カッコよかったよ」


微笑む洸。


絶ッ対うそだ。




「ま、それはいったん置いといて。
 クラス表見に行こうよ。体育館の外に掲示してあるって」


「え、本当!?」



クラス発表の瞬間とは、なんとなぁく心が躍る何かがあって。


「行こッ! 洸ほら早く!」


洸の腕を引っ張って、無理やり立たせた。




「……うわ、すごい人」


まだ体育館に半分くらい人は残っていたけれど、それでも多い。


100人以上は絶対にいるだろう。