この平凡で平和な学校にまさか、

あんな王子様がいるなんて。


あの優しさと甘い笑みに

私は一瞬で虜になって。


一目惚れしてしまったの。



私の夢見がちな思考では、

運命の相手……。


そう信じて疑わなかったんだ。





……あの時までは。