六月二十九日の早朝

神奈川県警に一件の電話が入った。

通報してきたのは神奈川県在住の高校男子生徒、五月雨真琴(以後少年Aと記)


警察官数人は少年Aが電話してきた戸田原遊園地の倉庫へと侵入。
そこで発見したのは神奈川県警特別捜査員、勝俣竜二と自殺したはずだった汐見麗(以後少女Aと記)の死体と両手首を負傷している少年Aの姿。

少年Aの手首には縄の後がくっきりと残っていた。壁の鋭利の部分を利用して自力で切ったと思われる。
警察は二人の死体を回収。少年Aには詳しい事情を聞く方針。

少年Aは、天美山の洞窟内に死体があることを我々に伝えた。
どうやら勝俣竜二の手によって殺害されたらしい。


そして倉庫内の機械に関して少年Aは「一度いじってみたい」という謎の言葉を挙げている。
警察は後日少年Aを連れて再度、倉庫へと向かう予定。

内、二人の死体に関して少年Aは『明日真実を伝えます、去年の二月の事件資料も持ってきてください』と、これまた謎の言葉を挙げている。