その頃、 教授の心臓を 食いちぎった寄生虫は 繁華街を歩いていた。 『ねぇちゃん、スッゲーいいとこしってんだけど行かない?』 金髪に無数のピアスを至るところにつけた男に 寄生虫は微笑む。 寄生虫は豊満な胸を 男の腕につけるように 腕を絡めると、 男と共に、 ネオンの煌めく、 暗闇へ消えていった。