-雷都side-
「よろしくお願いします…
って!
全然よくねぇよぉおぉおおおぉおぉおぉ!」
なんか、成り行きでなってしまった…
晴紀、大丈夫か?
隣では伶さんと妃芽と呼ばれた奴が痴話喧嘩してる。
「なんでよ!勝手に決めんな!」
「お前に拒否権はないんだよ!」
とりあえず、みんなに聞いてみっか…!
俺は晴紀に電話をかける
『もっしもーし!雷都から電話なんて珍しいね♪どーしたの?』
「あぁ、あのさ?
晴紀…成り行きで今日のあの女
守ることになっちゃったんだけど、大丈夫か?」
晴紀が嫌だってんなら伶さんには悪いが断るしかねぇな
『え?雷都心配してくれたの?大丈夫なのに!僕は大丈夫だから、その子倉庫連れてきなよ♪』
「晴紀、ホントに大丈夫か?」
無理したら晴紀がダメんなっちまう
『うん、そろそろ克服しなきゃって僕も思ってたから、いい機会だし僕頑張るよ!』
「わかった…。今から連れてくから、みんなにも伝えてくれ」
『りょうかーい♪待ってるね♪』
ホントに、大丈夫なんだろーか?