「みっくん!!七瀬ちゃん!!」

僕、白河翔希は、8歳の小学2年生!

仲良しなのは、

みっくんこと、新見満君と、七瀬ちゃんこと、秋月七瀬ちゃん!

僕のお母さんは、げいのうじむしょの社長さんで、七瀬ちゃんをいつも可愛いって言ってる。


幼馴染ももちろん可愛がられてるけど。。。

「ぁ、翔希君だぁ!おはよう。今日は、ちーちゃん一緒じゃないの??」

「ちーちゃん、今日は、ピアノのお稽古だって!」

「そうだよ。でも、10時には終わるから、それからなら遊べるよ。」

後ろにはちーちゃんが立っていた。

「よぉ、千鶴。」

「あら、みっくん。ちぃは会いたくなかったんだけど。」

げっ・・・。

みっくんとちーちゃんは、七瀬ちゃんが大好きなんだっけ・・・。


皆で仲良く遊べばいいのになぁ・・・?

そう思いながら、僕は七瀬ちゃんに駆け寄る。

「七瀬ちゃんは、僕のだよ。二人が仲良くするなら、二人も七瀬ちゃんと仲良くしてもいいよ。」

僕はどうだって胸を張る。

「餓鬼がいっちょ前に言ってんじゃねーよ!!」

「あら、ちぃは、みっくんのほうが餓鬼だと思うわ。」

二人はまだ言い争ってる・・・。

「翔希君、七瀬、あっちの軍団入りたくないから、お家に帰るね。それとも湊君のお家に行こうかなぁ・・・?」

七瀬ちゃんが帰っちゃう??

そんなの僕嫌だっ!!