あれから、どれくらい時間が経ったんだろう。





もう何分……何時間も時間は、過ぎた。





まだ、春とは言えない夜の公園は少しだけ肌寒い。





「……寒っ……」





あたしは、体を温めるために体を小さく丸めた。





あれから、最低男は一体……どうなったんだろう。





きっと、あの女……怒って帰ったに違いない。





根拠はないけど、女の勘ってやつかな?





だって、普通……男とヤッてる最中に突然、女が登場したら誰だってハァ?ってならない??






ハッキリ言って、アイツの家に帰る気分じゃない。






「ハァー……帰りたくないなぁ……」っと、つい本音が漏れるとー……






「そんなに、帰りたくないか?」