連絡先を交換した。

愛流さんは、本條にお勤めだった。

「來斗おじさんの会社ですか?」

「社長、いえ、会長を知ってんですか?」

「よく家に来ますから・・・」

どんな仕事をしてるのか訊いたら、『IT課に勤めてる』と教えてくれた。

だって、会社から花が届けられてたから。

少しだけ荷物を片づけた。

夕方、夕食を食べて、夜に家に戻った。

『遅かったな』とお兄ちゃんに迎えられた。

「あの、私ね。彼氏がデキた」

告げると驚かれた。だからすべて話すと『一度連れて来なさい』と・・・。