学校に柚を送り、十也さんと話した。

今日から俺も定時で帰宅する。

「ハァ・・・」

「響君、また、何かあったの?」

まりかねぇさんに聞かれる。

「いえ、すみません」

ため息ばかりついてると、心配させてしまう。

「いいのだけど、相談に乗るからね」

カタカタとお互いにキーボードを打つ。

・・・定時で仕事を終え、戸締りして柚の家へ向かう。