響の卒業式の日、お祝いに向かった。

庭には響の彼女の親までいた。

『響、おめでとう』と両親からも預かったお祝いを渡した。

その後、会食が始まった。

譲達も食べると遊び始めた。

女達だけになって、いろいろお話した。

私が知らなかったしきたりの話し・・・。

望が事故に遭ってからは、この家は花ちゃん一色だったんだと改めて思った。

・・・そう、私が入る隙はなかったんだと。

結婚の時、パパとママが挨拶した時も、凄く嫌そうな感じではあったし・・・。

だから両親は身分の違いで、孫とも触れ合わないようにしてたんだろうな。

今の生活とは大違いで・・・。