俺は付け回した翌日、十也さんを訪ね訊いた。

彼女は退学届を出してきたと。

親が事故に遭って学校には通えないからと。

だけど、十也さんは、まだ、受理してなくて、休学扱いしていると・・・。

「でも、どうした・・・響」

「俺の初恋ですね」

ニヤニヤして『事情がわかてるなら、助けてやれ』とか『見つけたんだな。愛せる女を』と・・・。

「お前は、斗輝に性格が似てる。」

「伯父にですか?」

「あぁ、永遠や斗真よりも性格はな」