HRが終ると、真帆がクラスにやって来た。

「真帆、どうしたの?」

「1時間目って何?」

「英語だよ。」

「サボれる?」

「重要なの?」

「うん。萌佳にとっては…」

重要…だったら私はまさか斗輝の家柄だと思わなくて…

「うん、いいよ。准君、ノート見せてね。」

「了解。いってらっしゃい」

真帆と屋上に行くと斗輝と匠さんがいた。

「斗輝、連れて来たよ。」

「斗輝、重要な話って何?」

不安になりながら聞く。

でも、その答えは真帆が答えた。