私、三条桜にはずっと好きな人がいる。

でも彼には彼女がいる。

私なんてきっと相手にはされない。

一般人の家柄の私なんて―――

彼…北条望君は財閥の御曹司なんだから…

でもその彼と彼女が別れた。

これはチャンスだと思い告白した。

「北条君、ちょっといい?」

「あっ…うん。」

空き教室に向かって入ると