「じゃあコトハはちゃんと出頭したんですね?」



朔夜を取り戻したその日のうちに、私達はマンションに戻った。

マンションではツクヨミがゴハンを漁っていたのか、台所付近を中心に散らかしていた。


ベッドルームは立ち入り禁止にしておいたので無事だったから、まずはそのまま睡眠をとる。

そして翌日、仕方なく一日がかりでそれを片付け夕方にやっと報告と確認のため協会に出向いたのだ。



「ああ」

私の確認の質問に佐久間さんが答えた。

「協力者として弟のクレハも一緒にね」

「そうですか」