すぅっと、意識が浮上して私は目を覚ました。
目蓋を開くと、見慣れてきた朔夜の寝顔が真っ先に視界に入る。
いつ見ても綺麗な顔。
規則正しい寝息をもらす唇に、触れたくなって胸がギュッとなる。
初めて会って、2日とたたないうちに私は朔夜に心を奪われた。
私の方からは何も言って無いけれど、朔夜は気付いてるんだろうか。私の気持ち。
……だめ、今はそんなこと考えてる場合じゃないわ。
そう。
今は朔夜への想いに振り回されてる場合じゃない。
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