帰ってから未だに玄関で抱き合う私と強盗さん。


「お前…相変わらず小柄って言うかなんて言うか。
本当にちゃんと食ってるか?」



私の身体を両手でギュッと抱きしめる後藤さんが言った。



「んもぉ、食べてるよぉ。
後藤さんの方こそ、ちょっと痩せたんじゃない?」



「まぁ…な。
4年半もあんな所に居りゃ、多少痩せるだろ」



あんな所ってのは、刑務所の事だ。


具体的にどんな生活なのかは知らないけど、テレビとかで見た情報では質素な食事や規則正しい生活を強いられている…と思う。


私がそんな生活をしたら、もっと痩せちゃったりするのかなぁ。




「…あれから4年半経つんだ。
でも、思ったより短かったね。
私、最低5年だと思った」



「まぁ俺の場合は自首だったしな。
南や金の在処もみんな喋ったから、そんなのもひっくるめての懲役期間なんだ。
…だから、南はまだあそこから出てないさ」



うんうん。

後藤さんはお金を一銭も取ってないし、自分から自首したんだもんね。


南とおんなじ期間じゃおかしいの当たり前だよ。