「恋………斗っ」 「動くなよ」 「だって……痛い痛い痛い!」 「黙れって!吸えねぇ」 何故か血を吸われることが日課になりつつ 今日も吸われていた んだけど 「もう少し優しく出来ないの?」 痛みには慣れない 「遅刻するからもうやめてよ」 「俺といれば怒られない」 「そういう問題じゃない」 普通の生活がしたいのに 恋斗を置いて1人で寮を飛び出した これが間違いだと気が付くのに時間はかからなかった