ピピピピピピ…


「…ん~~~」


うるさく鳴る目覚ましを、バンッと手で叩いて止めた。


まだ正常に働かない頭は、また眠りへ落ちていこうとする。


「……あと5分なら………」


いいよね、と心の中で呟いて、私はまた目を閉じた。


けど…


ドンドンドンドンドンっ!!


「理央奈~~!早く起きろよっ!今何時だと思ってんだ!!」


私の部屋のドアが、激しく叩かれる。