「おはよっ!!」
「んー良い天気!!
ね、早くクラス表見に行こうよ!!」
私の親友、藍葉未来(アイバミライ)は
クラス表が貼ってある掲示板まで走っていく。
「待ってよ〜!!」
私も未来に追いつこうと頑張って走る。
「零(レイ)!!早く〜!」
未来は軽く走ったつもりだろうけど、私は置いてけぼり…
酷いよ…未来…
掲示板の前で私を待つ未来。
私、西城零(サイジョウレイ)
今日は始業式でクラス発表の日。
「ハッ…ハッ…未来…早いよ…」
掲示板の前まで全力疾走したため息が切れる。
「零が遅いんだよーっ」
と、言って笑う未来。
「もーっ!!未来!」
「ははっ冗談だって♪」
未来は意地悪な顔で笑っている。
未来と私はいつもこんな感じなのだ。