誰か

俺の心を温めて。



いつもたくさんの人に囲まれているのに

なぜか

孤独なこの心を―――







2種類の目覚まし時計が夢の中の俺を呼ぶ。


夢の世界と現実の狭間で、俺は今日が月曜日だと言うことに気付く。


10分以上鳴り続けていた目覚まし時計は、

電池切れ寸前でおかしな音に変わっていた。



まるで、今の俺みたいに・・・


誰かが俺の電池を交換してくれるまで、

俺は、切れかけた気持ちを冷たい水で充電する。