やっぱり緋未ちゃんはいないんだ。 そう思っているといつも遊んでいるリビングではなく、リビングより少し奥にある部屋につれていかれた。 ……誰の部屋? 「僕の部屋でいい?」 「え?」 誰の部屋か疑問に思っていると、そう聞いてきたのであせった。 か、海さんの部屋!? 「嫌か?」 「いえ、そんなことないです!!」 「ありがと」 ニコっと少し微笑みながら言った。 「部屋、散らかってるけど入って」