「ふわぁぁぁ……」 私が大きなあくびをすると蓮士が「ほら、やる」と言って何かを投げてきた。 それは、小さめの枕だった。 「それ、よく寝れんだよ。」 口角をあげてそう言う蓮士。 やっぱり銀色がよく似合う、と不意に思った。 「ありがとう。」 私は蓮士にお礼を言って、再び眠りに落ちた。