「お嬢様…?起きて下さい?」


ん?

リュークぅ?

寝ぼけてふにゃっ。

目を開くと、


「おぃっ!いい加減に起きろっ!ブスッ!」

目の前には、美少年の猫耳ペット悪魔。

キュートの姿が。

黒髪の癖毛に、深い碧の瞳。

13才のキュート。

腰に手をやって、尻尾を振った。

「えーさ、えさっ!腹ペコだじぇ~~。よこせよこせぇ~~。」


「え…?リュークに貰って無いのぉ?頼んだのにぃ。」


だって、今日はお休みだもんっ。


…って、あれ?

毎朝起こしに来る、リュークの姿が。

無い。

あれれぇ?