―何故なんだ、 分からない。 俊光はそう言った。 「もう、俺を愛してないのか」 「…これ以上、子供が出来たらまた同じことをします」 そう言うと、彼はキレた。 やがて、俊光の女遊びが始まった。 智江は一切口出しはしなかった。 ――そう、彼女に出会ってしまうまでは。