私は幼児期、親の期待に苦しめられた経験がある。その苦しみを分かっていても、子に期待しないのは難しい。

もっとも、私が生まれた子にフランシスと名付けたのは、自分が彼の可能性を潰さないという決意。

現状、昼間は猫になってしまうフランシスの未来は非常に制限される。彼が本来なら受けられるはずだった地位や教育を少しでも受けさせたいと願った。

フランシスも生後三ヶ月になった。首も座り少しずつ表情が出るようになり抱っこがしやすくなる。