「私がヒロインなら良かった。私が聖女だったら愛された? キルステンの側にいたいよ」

原作においてキルステンはヒロインのアルマと恋に落ちると、私との婚約を破棄する。彼が非常に誠実な男ゆえの判断。

それは結婚していても同様だろう。私が離婚を言い渡されるのは時間の問題。

「僕は愛する人しか妻にしない」

キルステンがビルゲッタとの婚約を破棄するときに言うセリフ。

政治や経済的面を考えれば、私と結婚したままの方が利益がある。
それでも、愛する人を妻にする。
何人も妻を娶れる身分にあっても、自分が愛する妻は一人で良い。

そんなキルステンが大好きだった。