「変身魔法はないのかも。もしあれば、アルマは私を仮面舞踏会には連れてかなかった気がするの」
「仮面舞踏会に連れて行ったのは皇太子妃ビルゲッタの悪評を立てる為じゃない。お前の貞操を奪う為だ。仮面を付けていても、俺はあそこにいる貴族は把握している。お前に話しかけていた茶髪の白い仮面の人物はよそ者。おそらく、アルマに雇われたのだろう」
猫になる呪いを掛けられ、貞操を狙われ、確かに今アルマのターゲットは私。
(貞操か⋯⋯)
私はキルステンに激しく抱かれた夜を思い出し思わず顔が熱くなる。
「仮面舞踏会に連れて行ったのは皇太子妃ビルゲッタの悪評を立てる為じゃない。お前の貞操を奪う為だ。仮面を付けていても、俺はあそこにいる貴族は把握している。お前に話しかけていた茶髪の白い仮面の人物はよそ者。おそらく、アルマに雇われたのだろう」
猫になる呪いを掛けられ、貞操を狙われ、確かに今アルマのターゲットは私。
(貞操か⋯⋯)
私はキルステンに激しく抱かれた夜を思い出し思わず顔が熱くなる。



