「私はエレノアの暗殺ギルド入りには反対です。それから、初対面で自分を助けてくれたということでエレノアはエレナ・アーデンに心酔し過ぎです。また、初対面の印象に引き摺られてますよ」
レイモンドが私を引き寄せて、手を握りながら言ってくる。
触らないで欲しいと言っている私に触れることで、どんどん嫌われているのがなぜ分からないのだろうか。
でも、初対面の印象に引き摺られているというアドバイスは聞いた方が良いと思った。
「確かに、私は初対面の印象に引き摺られやすいですね。先ほど私があなたの弟君に好意を抱いていると言う、酷い告白をしましたよね。それについて相談にのって欲しいのです。私はレイモンドから婚約者指名をされた日、私を服従させようとするあなたに不快感を持ち耐えられなくなり危険な魅了の力であなたを追い払いました。最悪な気分で庭園にいた時に、フィリップ王子が現れ私を心配してくれたのです。その時、彼を好きになった気持ちを今でも引き摺っています。彼は私にとってエレナ・アーデンと同等とも言える存在です。ただ彼が男性であるが為に、私の魅了の力の危機に晒され続けています。エレナ・アーデンは私が彼女に好意を持ったことに気がつき、自分が男だったら危険なことになったと言いました。好意を持ったら相手に期待しないことは不可能だから気をつけるようにと注意してくれていたのです。その注意を聞いておきながら、私は男性に好意を抱いてしまったのです。アカデミーに行くと2日に一回は彼と顔を合わせてしまいます。レイモンド、あなたの大切な弟君が危険に晒されています。どうしたら良いか一緒に考えてくれますか?」
レイモンドが私を引き寄せて、手を握りながら言ってくる。
触らないで欲しいと言っている私に触れることで、どんどん嫌われているのがなぜ分からないのだろうか。
でも、初対面の印象に引き摺られているというアドバイスは聞いた方が良いと思った。
「確かに、私は初対面の印象に引き摺られやすいですね。先ほど私があなたの弟君に好意を抱いていると言う、酷い告白をしましたよね。それについて相談にのって欲しいのです。私はレイモンドから婚約者指名をされた日、私を服従させようとするあなたに不快感を持ち耐えられなくなり危険な魅了の力であなたを追い払いました。最悪な気分で庭園にいた時に、フィリップ王子が現れ私を心配してくれたのです。その時、彼を好きになった気持ちを今でも引き摺っています。彼は私にとってエレナ・アーデンと同等とも言える存在です。ただ彼が男性であるが為に、私の魅了の力の危機に晒され続けています。エレナ・アーデンは私が彼女に好意を持ったことに気がつき、自分が男だったら危険なことになったと言いました。好意を持ったら相手に期待しないことは不可能だから気をつけるようにと注意してくれていたのです。その注意を聞いておきながら、私は男性に好意を抱いてしまったのです。アカデミーに行くと2日に一回は彼と顔を合わせてしまいます。レイモンド、あなたの大切な弟君が危険に晒されています。どうしたら良いか一緒に考えてくれますか?」



