「美緒ちゃん!? 大丈夫?」
 

近くにいた看護師が駆け寄り、肩に触れた。
 

だがそれに答えることができない。
 

口を開こうとしても、喉が詰まって声が出なかった。


勇さんが…明日、死にに行くの?


そんなの…そんなのいやだ。